2010年3月7日 菜の花プロジェクト
遊休地を利用した取り組みは各地で行われていますが
今日ご紹介するのは、地元の小学生と一緒に
菜の花を育て、地域を盛り上げようとしている
みなさんのお話です。
「石川県」「七尾市」「菜の花プロジェクト高階」
メンバーの赤坂洋一さんです。
◎はじめに七尾市に関して教えて下さい。
石川県七尾市は能登半島の中程に位置している都市です。
市内には全国的に有名な和倉温泉などがあり、観光資源に恵まれています。
そんな中、赤坂さんのいる高階地区(たかなし)は、60歳以上人口が35%を
占め、過疎&高齢化の地区の一つになっています。
◎赤坂さんは、「菜の花プロジェクト」というプロジェクトを
立ち上げているそうですが・・・
「菜の花プロジェクトは」地域の壮年部と地元の高階小学校で、取り組んでいる
プロジェクトです。
遊休農地に菜の花を植え、菜種を採った後は田んぼの肥料として利用。
菜種からは油を絞り&秋にはお米を収穫します。
◎プロジェクトを始めたきっかけは・・・?
地域で過疎化が進み、今から4年ほど前に壮年部のメンバーで集まった際、
自分たちでできる事はないか?を話し合いました。
壮年部は、兼業農家もいれば専業農家もいます。
赤坂さんも農家ではなく、普段は会社勤めをしています。
そこで出てきたのが、他の地域で行っていた「菜の花プロジェクト」でした。
そして、自分たちも取り組んでみようという話になりました!
◎実際には、どのような活動をしているのでしょうか?
メンバー10人が中心になって、高階小学校の児童のみなさんの協力もあり、
菜の花の栽培&お米の収穫を行っています。
田植え、草取り、収穫、一連の作業はすべて子どもたちと共に実施しています。
◎菜種やお米はどれくらいの量が、収穫できるのでしょうか?
お米は400~600kg収穫し、その内の120kgほどを高階小学校の給食
で使ってもらっています。
2月には、採れた菜種油を使って、小学校で親子料理教室を行う予定です。
プロジェクトを実施することで地元の子どもたちとの絆が強まりました。
◎おしまいに、赤坂さんにとっての「よい食」とは何かを教えてください。
家族そろって食卓を囲む事。家で食べる野菜は、自宅でご両親が作ったもの!