2010年2月1日 お気に入りコンビ
私はお酒が好きである。
どの酒も美味しいと感じる。
ビール・ワイン・日本酒・ウィスキー・カクテル・・・
家の外では何でもいただく。
ただ、家の晩酌にはお酒のマイブームが定期的にやってくる。
最近頻繁に飲むのは「ホッピー」
正直に言おう。
この世の中でホッピーの味が最高だとは思わない。
しかし、何故だか安心する酒なのだ。
調べてみると
ホッピーは私が生まれる10年前に誕生した。
発売当時ビールが高嶺の花で有ったことから、
ビールの代用品のとして売れた。
消費の主要エリアは東京・神奈川・埼玉で8割を占め、
「東京の味」「懐かしの味」といわれ
中央線の東京から高尾間では全32駅すべての周辺でホッピーを扱う飲食店がある。
ビールに含まれるプリン体が無いことで、健康志向の酒、
また濃さを調整できることにより女性にも広がりつつあるという。
当時、調布に工場があり、
私も初めてのホッピーは、調布に住む友人とジョッキを合わせた。
それから暫く遠ざかっていたが
2年前くらい前、ホッピーの幟を頻繁に見かけるようになり
懐かしさからまた飲み始めた。
多摩で長年暮らしている私には
知らないうちにすり込まれている飲み物なのか。
居酒屋で飲むときも、注文の仕方がおもしろい。
焼酎を「ナカ」、ホッピーを「ソト」と呼ぶ。
はじめはセットが出てくる。
グラスやジョッキには瓶入りホッピー1本分全部注げないことが多いため、
1杯飲み終わると、「ナカおかわり」と注文して焼酎をもらい、
残ったホッピーと混ぜて飲む。
ホッピーだけを注文する際は、「ソトおかわり」と注文する。
これが何だか、通っぽく快感なのだ。
また、近頃ホッピーに最適とされる「金宮焼酎」(三重県・四日市)を知った。
ダイエーや西友でも入手でき、確かに美味しいと感じる。
このように、ホッピーという飲み物は、
店で出されても、ハンドメイドの楽しさがある。
お酒の濃さが自分で決められ、
強気のやつは、「なか」をおかわり。
慎重な友は、「そと」を多めに使う。
ある意味、自由な酒なのだ。
今宵も、私はホッピーで明日の鋭気を養っている。