2010年2月15日 懐かしい模様
バンクーバー冬季オリンピックが始まった。
大会二日目に、日本のメダル候補が早くも登場。
フリースタイルスキー・女子モーグルの上村愛子。
結果は4位と惜しくもメダルに届かなかった。
しかし、彼女が流した涙には感動した。
高校生で長野オリンピックに初めて出場。7位。笑顔が素敵だった。
それから悩みつつ、オリンピックごとに順位を上げ、
レベルアップしてきた。
7位、6位、5位・・・。
今回は、カービングターンという、より攻めの姿勢に滑りを変え
バンクーバーに臨んだ。
オリンピックの神様は、彼女に何を教えたのだろう・・・。
「メダルには届かなかったけれど、オリンピックという
とてつもなくプレッシャーの大会で全力を出し切れた!」
涙を流しながらも懸命にインタビューに答える姿に
大勢の人が清々しさをもらったはずだ。
出来るなら、メダルをあげたかった!正直な気持ちだ。
私は、この感動にじーんと来たのだが泣けなかった。
なぜなら家電量販店で味わったから。
フロアーでは目頭を押さえるおばちゃんもいた。
しかし、さすがにそれは踏みとどまった。
我が家のテレビが壊れた。
去年の暮れから不調だったが、バンクーバー開会式の前にご覧の様な
画面に。
何で、よりによって・・・・。
人生こんなものだ。
私は「テレビなどなくてもラジオがあるじゃないか!」と言ったが
家族の多数決で購入することになった。
そして上村愛子の感動に・・・。
それまで黒い枠のテレビにしようと考えていたが、
ワインカラーのものにした。
密かにテレビに名前もつけた。
その名は・・・「バレンタイン・愛子」
彼女から、「やりとげる美しさ」というプレゼントを日本人はもらった