2009年11月15日 土佐のピーマン
高知県の土佐市といえば、漁業で知られていますが・・・。
じつは農業も盛んです。最近は、自然の力を利用して
特産品のピーマン作りに力を入れているそうです
高知県土佐市営農指導課
野中信君(のなか・しんくん)さんにお話をお伺いします。
高知県・土佐市に関して教えて下さい。
高知県の南に位置し、温暖な気候と豊かな自然を生かし
農業&漁業が盛んな土地。
高知県はピーマンの名産地で、
土佐市でもピーマン作りが盛んに行われている。
土佐市のピーマン作りはどれくらいの規模なのですか?
JAとさしのピーマン部会員は、現在38名。
一人当たりおよそ40アールの農地でピーマンを
栽培している。
1戸につき平均3人の従業員を雇っており、
地域の産業にも一役買っている。
ピーマンを栽培する際、害虫を駆除するのに「虫」を
使っているそうですが・・・
今から7年ほど前に地域全体で取り組みが始まった。
農薬を一切使わずに、害虫の天敵「虫」を使用。
例えばアブラムシの場合はてんとう虫・・・
天敵を使用するメリットを教えて下さい。
農薬の場合は、害虫の薬剤に対する抵抗性が強まり、
効果が大きく低下することがある。
その他、自然のものを使うことにより、安全性が保たれる。
ただし、年によっては全く機能しない場合がある。
そこに生き物を使う難しさがある。
使う虫は、どのようにして集めているのでしょうか。
業者から仕入れることもあるが、中々手に入らない
虫の場合は、自分たちで虫とり網などを持って採取する。