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2009年10月4日  寺島ナス

昔ながらの伝統野菜を復活させよう!という動きが
日本各地で広がっています。
そんななか、東京都・墨田区の小学校では、
地元に伝わった「ナス」を蘇らせる事に成功したそうです。
     
東京都・墨田区 墨田区立 第一寺島小学校の
和田浩二先生にお話をお伺いします。

第一寺島小学校は、全校生徒405人〈各学年2クラスずつ〉。
今年10月に創立130周年を迎える歴史のある学校。
「進んで学習する子、思いやりのある子、からだを大切に
する子」を教育目標に掲げている )

墨田区に伝わる「幻のナス」復活させたそうです。
ナスは「寺島ナス」と呼ばれている種類で
鶏卵と同じくらい(7~8cmほど)小ぶりのナス。
シャキシャキと歯ごたえがあり、香りが高いのが特徴。
学校の中で、子供たちが栽培している。
本学校の創立130年を記念し、復活を志しました。

大正12(1923)年の関東大震災により
東京の下町も壊滅的な被害を受け、江戸時代以来
農地も被災者の住宅地にかわり、
名産寺島のナスは姿を消してしまいました。
今から8~9年ほど前にPTAの会長を務めた方の助言もあり、
農林水産振興財団・江戸野菜を研究する
食育アドバイザーと三鷹市の農家の協力の元、寺島ナスは、
復活を果たしました。

各学年2鉢ずつ育て、観察日記などを記録しています。
予備分などを含め、全体では60鉢を育て、
6月の中旬頃から収穫が始まり、できたナスは
子どもたちが各自、家に持ち帰り、食べています。