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diary

2009年10月19日  シロの世界

地球温暖化が叫ばれて久しい。それが嘘でない証拠のようなニュースに驚いた。

標高5360mのエベレストでハエが発見されたのだ。「ハエを見たのは今年になってすでに2回。昆虫がこの標高で生息できるなんて数年前には考えられなかった」と地元の登山家は驚く。ヒマラヤ山脈のすべての氷河が毎年10~20m溶けて消失。昔は標高3750mで氷河融解が確認されたが、現在では標高5500mの永久氷河が溶け出している。エベレストの頂上の形が変わり、昔は50人が立てたが今では18人しか立てないらしい。 地球温暖化は驚異的なスピードでヒマラヤの氷河を溶かしているようだ。

このニュースで2つ考えさせられた。

1つは、「温暖化はいよいよ深刻。1日も早い地球規模の対策に知恵を絞らねばならない。」ということ。特にノーベル財団から期待を込めて平和賞に内定した、オバマ・アメリカ大統領や、「2020年までに二酸化炭素排出量を25%削減」と演説し、国連総会で拍手を受けた鳩山由紀夫総理のリーダーシップに期待したい。

そしてもう一つは、ハエの頑張りだ。

彼らのDNAがそうさせるのだろうか、何も限界に挑戦することはないだろうに。5000メートルといったら、日中はともかく日没後はマイナス10度やそれ以下だろう。何より空気が薄い。エサが少ない。暮らしやすい環境とはほど遠い。そんなところにどうして行くのか。たまたまなのか。植村直己氏のような冒険ハエでもいるのだろうか。そのうちエベレストの頂上(8844m)にも生息するのか。これが何かの始まりに深く関係するのか。いつもなら駆除するハエを2匹恩赦。このところ大分冷え、早朝の八王子はうっすら白い息が見えてきた。近所のハエはなんと幸せなことか。

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シロの世界

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只今育成中

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実り