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diary

2009年7月27日  木漏れ日

日曜の東京は正に真夏。陽射しときたら、太陽が22日の日食に顔を出せなかった鬱憤を晴らすかのよう。蝉の鳴き声も急に元気だ。ヒグラシ、アブラ、ミンミン・・・競り合うような大合唱。我が家の猫は涼しい場所を選んで横たわる。強めの風が風鈴を鳴らす。麦茶を注いだグラスが汗をかいている。外を眺めれば、木漏れ日で夏草が揺れている。裏山に行くと、舗装道路の照り返しから1転、涼やかでまろやかな佇まいだ。蒸し暑さは変わらない。しかし、肺に取り込まれる空気に再生の力が加わる。

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木漏れ日

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木漏れ日

 夕刻から地元の夏祭りが行われた。公園に組まれたコンパクトな櫓。四方に明るい提灯が伸びる。櫓の上では地元踊りの会メンバーが黄色の浴衣で輪を作る。去年に比べて約2倍の人出。不景気をはじめとする様々なストレスを発散したいからだろうか。老若男女からペットまで提灯の下、笑顔が集まった。焼き鳥を買うのにも30分。しかし苦情を言う人はいない。列を作る人たちは仲間と楽しそうに話す。並ぶ時間も祭りの1部なのだ。日常と非日常。ハレとケ。いつの時代でも必要のようだ。

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ハレ