2009年5月24日 熊本県・八代市 JAやつしろトマト加工研究会 岩田美江子さん
熊本県南の中心的な都市で、熊本市に次いで人口が多い田園工業都市です。
八代の特産品といえば、日本一の生産量を誇る畳の原料であるイ草です。
八代は、「冬春トマト」の日本一の生産地です。使用するのは「はちべえトマト」
という品種です。ビニールハウス内に害虫が嫌う黄色灯を灯し、農薬の使用を
押さえて栽培したトマトは、昔ながらの自然の味がして、おいしいと評判です。
収穫時期は11月~6月頃です。冬春トマトは糖度が高い。
加工トマトというと、従来はケチャップやピューレといった商品しかなかったので、
そこで目新しい商品を作ます。ことはできないか?という事で、ドライトマトを発案しました。
8~10等分に切ったトマトを1日かけて乾燥機で乾燥です。全て手作業で行っています。ドライトマトの特長は乾燥させることによって、生食のトマトよりも栄養豊富です。
カロテンとリコペンが、たっぷり含まれていまるので、健康維持のサプリメント
としても利用可能。
おすすめの食べ方は、一度お湯に戻して、酢を加えて野菜などと混ぜてサラダや
パスタのトッピングに!そのままカレーに入れても、酸味&コクが出ます。
トマトは徐々に認知されてきたので、今後はトマト以外にも特産品である
アスパラなど試作しています。
自分たちは、消費者であり、生産者でもある。今後も直売所などへ、安全で安心なものを
提供していきたいです。その事が「よい食」に繋がる!