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diary

2009年6月22日  美の島

先日三宅島に行ってきた。帰島してから以前と同じ暮らしをしていると思っていた。三宅に行き、その現実を理解した。約20年に一度の噴火。現在はまだ火山性ガスが一部地域に流れてくること。高濃度地域には人が住めないこと。来島者には、ガスマスクが必携なこと・・・。それでも三宅の人達はとても明るい。噴火はこの島に住む人間にとって、1つの自然現象なのだ。

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火山体験遊歩道

「皆さんに心配してもらい、ありがたいです。一時は全島避難してばらばらになったけれど、いつかは戻れると思ってた。溶岩だガスだと周りは騒ぐけど、何と言われても私が生まれ育った島だからね・・・戻って、埃まみれの家掃除して、一服したら涙がでたのよ。帰れた安心というのかな。破れた網戸も可愛くみえた。見て!燕や野鳥も元気でしょ!ガスも出るけど、生きものが帰ってきたら大丈夫。ガスにやられた人はいないからね」

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温まる御言葉

一泊の短い旅だったが色々な人と話が出来た。帰り当日、船の時間まで土産物を選んでいた。すると、70に手が届きそうな夫人が車を止めて話し掛けてきた。「南大沢(八王子)に避難していたんですよ。貴方は昨日、八王子市に住んでいると仰いましたよね。その節は大変皆さんにお世話になりました。皆さんに、三宅島にきてくださいとお伝えください。いい島でしょ!?私はねここを離れられないのです」美しい空、美しい海、そして、穢れない心。魚はじめ美味しいものも数々ある。車はすべて品川ナンバーの島。ハンデがある分幸せの価値を知っている。竹芝桟橋から6時間半、そこは郷土愛と人懐っこい約2900人があなたを待っている。

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可憐

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美の島