2009年6月1日 雨の小路
土曜と日曜の雨。運動会の予定が延期や中止で落胆した人も多いだろう。さーっと降る中、自然公園に足を向けた。散策する人は殆どいない。安心してか、野鳥が雨宿りしながら潤いのある声で和ませてくれる。緑は緑でグングン色を青くする。紫陽花の成長には目を見張る。ついこの前までは枯れ枝だけだった。それがどうだ、ギサギザの葉が姿を見せ、みるみる茂っている。目をやると、緑に輝く葉の中で、黒く変色し、乾燥しながらも今だに存在し続ける去年の花を発見!その姿に様々な思いを感じた。これから咲くべく助走をつけはじめた白い若者に、何を囁いているのだろう。雨の中、人も疎らな自然公園。普段は聞こえぬ会話が耳に・・・。