2009年4月5日 鹿児島県出水市 赤鶏農業協同組合 代表 田下 豊さん
出水市は、鹿児島県の北西部に位置する都市。広大な田園地帯に囲まれ田農業が盛んな土地で、出水みかん、いちご、そら豆、スナップエンドウ 等の栽培が盛んです。
赤鶏農協は、3年ほど前に立ち上げたグループ。所属しているのは、JAの会員で鶏の生産農家は15名。全体ではおよそ130人が組合員として活動しています。生産農家のみなさんは、昭和40年頃からブロイラーを育てており、平成7年頃から輸入の赤鶏を親鳥として鶏を育成していました。
2006年親鳥の産地・フランスで鳥インフルエンザが発生し、輸入がストップ!鶏肉が出荷できなくなってしまった・・・これをきっかけに、国産鶏種「たつの」への切り替えがはじまりました。現在出荷しているのは「赤鶏さつま」というブランド。麦や大豆など植物性のエサを与え、飼育期間が60日以上。〈一般的なブロイラーより10日長い〉常時45万羽飼育し、年間200万羽を出荷しています。
味の特長は、植物性の餌を与えているため肉は、臭みがなく適度な歯ごたえ、弾力があります。現在、生協や県外のスーパーなどに出荷。生産者の顔がわかって、安心と好評です。鳥インフルエンザをきっかけに消費者の目が厳しくなりました。それに答えられるような、鶏肉を育てていきたい!