2008年10月19日 神奈川県 横浜市 よこはま青果塾 藤岡輝好さん
よこはま青果塾は、「青果物に関する知識・知恵のレベルアップ」と、「生産者と流通中間業者と消費者のつながりの強化」を目的に設立された独自の集まりです。運営を担うスタッフは現在10人。30~40代が中心となっております。その中心は、横浜市場関係者で仲卸、八百屋さん。藤岡さんも藤岡食品の社長さん。食品卸業を営んでいる取り組みを始めたのは今から3年前。それまでは仲卸業者、八百屋も仕事の現場では野菜を扱うが、わざわざ勉強するということはなかった。だがこれからの時代、それでいいのか?という疑問が。売り手がまず取り扱う農産物を知る事が必要である・・・という事でスタートし、回勉強会を開催。毎回テーマを決め、県内外の生産者や種苗会社から特徴や産地別の取り扱い状況、栽培の苦労などの話を聞く。最近は、JA全農長野の方を招いて、きのこ汁やから揚げの作り方などの勉強会を行った。以前までは、卸業というと品物を仕入れて、スーパーなどに卸すだけ・・・という意識が強かったが塾を通してこの野菜がどんな作り方をして、どんな方が栽培しているのか、みんな興味を持つようになった。また、ここで勉強した事を基に、消費者に品物の特徴を説明したり食べ方を提案したりしながら販売を行っている。消費者とのつながりも強くなった11月には横浜の農家の方を招いて勉強会を実施。露地栽培で育てた小松菜やキャベツの話を聞く予定です。