2008年9月21日 神奈川県 平塚市 JA湘南営農販売課 中野雄一さん
昭和30年代後半まで関東各地に普及していた露地キュウリ「相模半白節成(さがみはんじろふしなり)」。JA湘南管内でおよそ40年ぶりに復活した現在流通しているきゅうりと比べると、形はやや太く寸胴、他の品種より果肉が締まり、歯切れが良い。皮が硬く漬物や炒め物にすると食感が良い県農業技術センターから、品種保存として長年栽培されていた在来種400粒を譲り受けた。
JA湘南と管内の農家9戸が試験栽培に乗り出した品種改良されていないため、基本は露地栽培。非常に病気に弱く、手入れが大変難しい。6月~10月の栽培。味は美味しくめずらしいと好評。地元のバイキングレストランなどで新メニューとして登場。みなさんの意見を取り入れ、今後は塩漬けや味噌漬け、ビール漬などに加工して提供するのはどうか?と考えている
今後は出荷量を増やし、地元農産物のPRにつなげたい。伝統野菜の復活によって、消費者のみなさんに地域農業への関心を持ってもらいたい!