2008年7月14日 下準備
近所の水田に水が入り、稲が立った。蝉も鳴き始めた中、些か遅い田植えだ。植えた直後につがいの鴨がやってきた。合鴨農法を彷彿とさせる。ただ、あちらはちびっ子合鴨が雑草や害虫を食べ、土をかき回し、糞は肥料となる。こちらの鴨は成鳥で、植えたばかりの稲を倒さないとも限らない。ハラハラしながら見守った。心配をよそに、鴨は涼しい表情で稲を避けながら土中の餌をついばみはじめた。鴨も作り手の気持ちがわかっているのだろうか。自然に目をやりながら、優しい気持ちの自分に気付く。今から実りの秋が楽しみだ。鴨はいつまでいるのかな。