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2008年5月11日 群馬県・富岡市 JA甘楽富岡 青年部 白石義行さん

JAが青年海外協力隊のみなさんに農業の技術指導を始めたきっかけは、何ですか?
当初は、地元のNPO法人団体・自然塾寺子屋が青年海外協力隊を受け入れ、農業指導を行っていた。その活動を引き継ぎ、2年前からJA甘楽富岡では、受け入れ態勢を整え、正式に指導を始めた。
一人一軒の農家から直接、技術を学ぶと共に、畑の一部を借りて野菜を栽培している。一日の半分は受け入れ農家で野菜の出荷のお手伝いをしながら、野菜栽培の基礎を勉強。残りの半日は、自分の畑を耕している。
これまで、21人を受け入れた。期間は、4月~9月、または10月~3月までの6か月間。今年も4人が、新たに富岡市へやって来た沖縄・九州など全国各地から集まってくる。
ちなみに白石さんは、露地栽培で玉ねぎ、なす、大根などの野菜を作っている。
指導するに当たって苦労するのは、やってくる若者の学歴は様々。例え農業大学で勉強してきた生徒でも、実際に野菜を育てた事がない人がほとんど。一から野菜作りを教えなければならない。
生徒のみなさんのその後の進路は、アフリカや東南アジアを中心に発展途上国へ派遣される。現地の人と一緒に作業する人もいれば、学校の先生として野菜栽培の指導にあたる人もいる。苦労した分、指導した生徒が「○○で野菜栽培をしている」という話を聞くと、大変うれしい!