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2008年4月20日 群馬県渋川市伊香保町 渋川漬物工房 中野八重子さん

伊香保温泉は、群馬県のほぼ中央、赤城山や三国連山を望む榛名山北東の斜面に広がる。伊香保の名は「万葉集」や「古今和歌集」にも詠まれ、温泉の発見はおよそ1900年前ともいわれている。
長野県には、「野沢菜」という代表的な郷土料理がある。それに並ぶ名物料理を作ろう!と、伊香保温泉の女将会から要望があり、町の協力もあって、農家のお母さん方で「渋川漬物工房」を立ち上げた。そこで「伊香保菜」をつくり販売している。現在、「伊香保菜」を作っているのは、8人のお母さん。60代の方が中心。
伊香保菜とは、シャクシナの漬物のこと。シャクシナとはタイサイという野菜の別名で、葉の形がしゃくし状であることから名がついたもの。地元で昔から栽培されてきた野菜。冬の期間、各旅館で名物料理として出されている。
地産地消の考えから、元の野菜を地元旅館で使用する動きが広まっている。そこでJAが野菜を配達するように。JAが注文を受け、各旅館に配達。昨年からまとまった量の農産物を各旅館に配達している。
みなさんの反応は、大変好評。温泉街が盛り上がれば、地域全体が活気付く!漬物工房には、そば打ちの体験所もあり、お客様も増えた。この調子で地域全体の活性化が図ることができればよい。