2007年12月2日 江戸東京・伝統野菜研究会代表 大竹道茂さん
練馬大根は、地中に8割ほど埋まっていて、1mほど長さがある、大変大きな大根。江戸時代から練馬近辺で作られていたが、連作が続き、干ばつや病気が原因で昭和30年頃から徐々に衰退してしまったという歴史がある。一時衰退してしまった、練馬大根だが、種を守っていた人がいて、20年ほど前から栽培が再開された。
大根を栽培する上で、苦労されている事は、地中に8割ほど大根が埋まっているため、収穫する際、大根を引き抜くのに力がいる。中には高齢者の方もいるので、大根を抜くのは重労働。
おすすめの食べ方は、辛味が強い練馬大根だが、これからの時期は煮物がおすすめ!その他、昔からたくあんとして利用されていた。
12月2日(日)に練馬区の大泉で収穫イベントが行われる。その名も「練馬大根引っこ抜き競技大会」。大竹さんは、実は東京の綱引き連盟の役員を務めていて、今回のイベントを思いついた。会場では、およそ4000本の大根を収穫予定。今回のイベントは、JAや地域の方々も協力的で、収穫された大根は、1000本は参加者に配られ、残りの3000本は、練馬区の学校給食に使用される。