11月16日 立川談志特集! ~ ゲスト:松岡弓子さん
◆テーマ
『ザッツ・ア・プレンティー
(これで満足)
立川談志師匠 ―― 松岡弓子さん 』
この日の「団塊倶楽部」は
三回忌の命日(11月21日)を前にお送りする
不世出の天才落語家・立川談志特集。
ゲストに談志さんのご息女で、
コメンテーターの松岡弓子さんをお迎えし
稀代の天才落語家としての人生、
父親としての素顔などについて伺いました。
▲スケッチブックの言葉について詳しくは こちら(PC版)
(画像をクリックすると拡大します)
■父・談志さん
「家に“立川談志がいる”という感じです。
あのまんまです。
それで どういう感じかわかるでしょう?」
立川談志師匠は家庭では
どのようなお父さんだったのか
その素顔をお聞きすると・・・
松岡 「すごくシャイだったと思います。
一番の“家族好き”
誰よりも家族を大事に思い
愛情深かった」
弓子さんがタレントデビューを果たせば
ラジオ番組のスタジオに現れる――。
弓子さん(芸名「松岡まこと」)が二十歳の頃
仕事に嫌気が差して現場を離れ
所属事務所から『引退』と発表された際
電話で談志さんに 泣きながら相談すると
「俺が代わりに戦ってやる!」
松岡 「人生で初めて『パパ、カッコいい!
頼もしい』と思ったんです」
芸能界入りして「すぐに辞めた」――との声には
“うちの子は頭がいいから
芸能界が嘘だってわかったんだよ”
――と かばったそうです。
弘兼 「あの談志さんに
ある意味“親バカ”っぽい所があるって
意外ですよね」
親子での番組出演の依頼も
積極的に引き受けたという談志さん――。
弘兼 「お嬢さんの前では
“骨抜き”になっちゃった
――ってことなんでしょうかね?」
松岡 「そうだったのかもしれないですね」
■ザッツ・ア・プレンティー
談志師匠の看病の様子を綴られた
本のタイトルは
談志師匠が好きだったディキーランド・ジャズの
名曲のタイトルと同じ
『ザッツ・ア・プレンティー』(これで満足)
亡くなった翌日、弓子さんは
「生前に見せたことがないような」
穏やかな表情を目にすることに。
松岡 「その顔を見て
『パパ“ザッツ・ア・プレンティー”なんだね』
ってホントに思えて、同時に
“俺が死んだら
『ザッツ・ア・プレンティー』で送ってくれ”
と言っていたと思い出して
本のタイトルにもさせていただいたんです」
■今、一番聞きたいことは?
今、一番聞きたいことを伺いました。
『あの世はそんなに楽しいのか?』
『お願いだから夢に出てきてよ』
亡くなられて2年――。
一度も夢に出てこない父・談志さんとの
夢の中での再会を願う弓子さんは
お骨をプラスチック容器に入れて
抱いて寝たこともあるそうです。
松岡 「すごく愛されていたと
感謝の気持ちでいっぱい。
生きてた時の何倍も言いたい感じ」
■立川流 談志まつり
■立川談志三回忌 特別公演 立川流 談志まつり
■日程:11月21日~23日 ※3日間4公演
■会場:よみうりホール
■■料金:全席指定4,000円
■料金:当日 4,500円(※完売の場合は、当日券販売はなし)
■出演:立川流一門、ほか多数ゲスト
初日21日には練習風景の秘蔵映像と
「粗忽長屋」が上映される予定です。
詳しくはこちらをご覧ください。
■松岡弓子さんの本
■『DNA対談 談志の基準』(立川 志らく師匠との共著)
(亜紀書房/1,300円+税/2012年8月発売)
■『ザッツ・ア・プレンティー』
(亜紀書房/1,800円+税/2011年12月発売)
■ペリー荻野の怪傑!暴れん坊将軍
スタジオに、全身“アースカラー”で登場した
ペリーさんがフランス料理のグルメリポート!
ただし、ただのフレンチではありません。
荻野 「食材は“土”でございます」
東京・五反田のフランス料理店
『Ne Quittez Pas(ヌキテパ)』は
「土」料理を提供しています。
シェフの田辺年男さんにお話を伺いました。
田辺 「“土”は“野菜”の延長なんです」
いい野菜を求めて全国を回ると
必ず「土」の話を耳にしたそうです。
土を料理に使ったきっかけは
テレビの料理人対決番組で
「度胆を抜くような料理を作ろう」と考えたこと。
土をフォンドボーと合わせて
フォアグラのソースにすると見事、対決に勝利。
放送翌日から「土が食べたい!」と
問い合わせの電話が鳴りやまず、
本格的に料理に取り入れることに――。
◆◇◆ 土のフルコース ◆◇◆
今年2013年1月からは
土料理のフルコースの提供を開始。
◆じゃがいもの澱粉と土のスープ
◆サラダ 土のドレッシング
◆土のリゾット ハタのソテー ごぼうのソース
◆海のミネラルと陸のミネラル
ハマグリと土の上澄みのジュレ
◆土のアイスクリーム
◆土のグラタン
◆土のミントティー
以上7品のフルコースのお値段は
6,500円から1万円前後。(完全予約制)
ペリーさんがコースのメイン
土のリゾットをいただきました。
荻野 「バターとブイヨンの香りですね。
ここに“土”の味がするかというと
しないのですけど、
ちゃんと存在感がって
ご飯に絡まっていて、
しっとり感が増している感じがします。
何も言われなかったら【土】だって
わからないですよ。
香りが立っていて、すごくおいしいです」
その後、土をお湯に溶かした飲み物を
飲んだ感想は・・・
荻野 「“土”自体は無味無臭なんです。
舌にあたる感触は 上品なお汁粉。
コクがあって」
◆◇◆ 採取される土と、処理法 ◆◇◆
使用する土は
栃木県鹿沼市の黒土。
5~10mの深いところから採取された後
研究所で検査。
さらに200℃のオーブンで殺菌(15分程度)
煮る・何度も裏ごしするなどして
泥の状態となって料理に使われます。
◆◇◆ シャーベットを試食 ◆◇◆
生放送のスタジオには「土のシャーベット」を用意。
弘兼さん、唐橋さんが試食をしました。
弘兼 「“土”って感じしますね
ゴマアイスのような
・・・面白い、面白い!」
唐橋 「ホントにサラサラした
“お汁粉”感覚です。
味、おいしいですね」
◆◇◆ Ne Quittez pas ヌキテパ 五反田 ◆◇◆
フランス料理店「ヌキテパ」さんは
JR五反田駅 東口から徒歩10分。
■お問い合わせ:03 - 3442 - 2382
■ウェブサイト:http://nequittezpas.com/
◆土の料理は完全予約制です
シーフードを使ったフレンチ料理のお店ですので
一般的なフレンチメニューもございます。
弘兼 「土の(料理が登場する)前に
ものすごく話題になったお店ですね」
■お送りした曲目
◆燃える秋 / ハイ・ファイ・セット
(弘兼セレクション)
◆精霊流し / さだまさし
◆ザッツ・ア・プレンティー / 薗田憲一とデキシー・キングス
◆浅草の唄 / 藤山一郎
◆ワルツ:幸福への招待 Paris, Palace Hotel
(映画『幸福への招待』主題曲)
◆坂の上のレストラン / 菅原洋一
◆遥かなる山の呼び声 / 雪村いづみ
◆ロマンス / 岩崎宏美
(RN・ぴったんこさんが初めて買ったレコード)
◇松岡弓子さんの名言・好きな言葉はこちらをご覧ください。
◇過去の放送レポート バックナンバー(PC版)はこちら