7月27日 弘兼憲史 放送後記
◆ゲスト:映画字幕翻訳家・太田直子さんの回◆
映画の翻訳という仕事は、
漫画のセリフを考えるのと非常に似ている気がしました。
漫画というのは、フキダシの中に、限られた字数で
内容を正確に伝えなければいけない――
この規制の中で“言葉”を考えるわけです。
その点が、限られた秒数の中でセリフを考えていく
という作業に非常に似ていると思いました。
そのあたりの共通点が合って非常に面白かったです。
太田さんは、お茶目なところがあったり、
やさしいところがあったりして、
放送の間、大変楽しませていただきました。
これから、
太田さんが字幕翻訳を手掛けられた作品を見つけたら
セリフの感じをよく注意して
画面を見ながらセリフを読もうと思います。