ドコモ団塊倶楽部

放送レポート

6月22日 ゲスト:林 英哲さん

テーマ
  『 世界に知られた日本の太鼓
   太鼓独奏者
    ―― 林 英哲さん

 
 和太鼓独奏者・林 英哲さんが
 ラジオのスタジオでは「初めて」という規模の
 和太鼓独奏――3分間の生演奏で登場!
 
 目の前で繰り広げられる迫力の太鼓演奏に
 圧倒される弘兼さん&唐橋さん。
 
弘兼 「スタジオのペットボトルの
     水の表面が揺れるんです」

 
唐橋 「細胞が震えてる感じです」
 
 バチを振リかざす両腕、背中にかけての筋肉、
 「30代に見える」(弘兼)という若々しさを身にまとう
 御年61歳の林 英哲さん。
 
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 ▲スケッチブックの言葉について詳しくは こちら
  (画像をクリックすると別画像を表示します)

  
 放送では、グラフィックデザイナーを志望し
 美術大学進学を目指しながらも
 太鼓奏者への道を歩むことになったきっかけや、
 哲学的で教養深く「外交官・大使になるといい」という
 ジャズピアニスト・山下洋輔さんとのコラボ、
 海外オーケストラとの共演エピソード
 太鼓の種類、叩き方=奏法の解説や
 太鼓演奏家の育成制度確立を目指す
 今後の“夢”について伺いました。
 
 ◆林 英哲さんプロフィール◆
 
 1952年、広島県出身。61歳(2013年時点)
 太鼓グループで11年間活動後、1982年に独立。
 84年、初の和太鼓ソリストとして臨んだ
 カーネギー・ホールでの公演が国際的に高く評価され
 以後、ジャズ、ロック、民俗音楽などジャンルを超えて
 世界中のミュージシャンとのコラボレーションや
 オーケストラとの共演を果たす。
 伝統芸能から「太鼓音楽」のジャンルを確立。
 
 2012年には、演奏活動40周年記念コンサート、
 ソロ活動30周年記念コンサートを開催。



スタジオ生演奏!!
  
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オーケストラとの共演で 予期せぬ展開
 
 「ものすごく大変なんですよ。
 あの太いバチで、こう・・・・・・やって叩くのは」

 
 オーケストラと共演では、
 譜面通りに演奏する必要がありますが、
 林さんの太鼓のソロパートでは、指揮者が“あおられて”
 テンポが速くなることもあるそうです。
 
林 「最後は、リハでは一回もなったことがないテンポに
     なってたりするんです。
    
(だから)『何が起こるかわからない』と
     集中力を高めておかないといけない」



夢は バイオリン × 太鼓 のコラボ
 
 林 英哲さんが共演したい演奏者は
 バイオリニストマキシム・ヴェンゲーロフ
 
林 「単に好きなだけなんで・・・(笑)」
 
 ソロで「大太鼓」を打つことと
 「バイオリン」を弾くこととは
 「違うといえば違う」――としながらも・・・
 
林 「フレーズを歌うような感じ
     ――というのがあるんです。
    
(太鼓では)しっかりした音程が
     出るわけじゃないですけど、
     打つところを変えたり、バチを取り替えたりして
     多彩な音を出しながら、
     歌を歌ってドラマを作っていくような
     気分というのがあるんで、
     バイオリニストの生理みたいなことが、
     ・・・僕はやったことはないんですが、
     とってもわかるんで」

 
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バチが折れても、演奏は止まらない
 
 「予備を見えないところに置いておくんです」
 
 演奏中にバチが折れる・飛んでいく――ことは
 「しょっちゅう」あるそうです。
 
  演奏の“演出”としてバチを飛ばし
  派手に見せているわけではないのです。
 
林 「演出でやれる余裕なんかないです」
 
 どこで折れたり飛んだりしてもいいように
 すぐに取れるところ――客席から見えない場所に
 予備のバチを用意。
 
林 「飛んでいったり、折れたりしたときに
     サッと次のバチを出すんです。
     演奏は一瞬も止められないから、
     “飛んでいった”と思ったら
     サッと次のを取れるように・・・」
 
 
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 なお、折れないバチを用意すると、
 今度は、太鼓の皮が破れてしまうため、
 バチはある程度、折れやすくなければいけないそうです。
 


ペリー荻野の怪傑!暴れん坊将軍
 
 今年の6月24日で25回忌を迎えられる美空ひばりさんのステージを
 スクリーンで観る“シネマライブ”
 映画『★ザ・スター★美空ひばり ~大人の音楽祭~ 』をご紹介しました。
 
 フジテレビで昭和50年代に放送された歌謡番組
 「ザ・スター」の1回目のゲストとして出演した
 美空ひばりさんの収録映像が発掘されたことから
 デジタル技術を駆使して再編集。
 
 32年前のひばりさんの歌声が現代に“お宝映像”として蘇りました。
 
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 映画『★ザ・スター★美空ひばり ~大人の音楽祭~ 』の監督は
 「ザ・スター」の番組ディレクターで、
 「小さな日記」のヒットで知られるカレッジ・フォーク・グループ
 フォー・セインツ上原 徹さん。
 
 「ザ・スター」収録時は
 複数のカメラを使いながらも、
 ひばりさんが一つのカメラに向かって歌うと、
 その“目力”のすごさ、
 語りかけるような“説得力”を前にして
 カメラを切り替えることができなかったそうです。
 
上原 「『よし!このカメラでそのまま通すぞ!』と
     ずっといくことになるんです。
     その目力、説得力・・・
     そういう意味では“役者さん”ですよね」

 
 観賞の際のポイントは・・・
  ◆こぼれそうでこぼれない“涙”
  ◆ひばりさんのMC
 
 収録曲全29曲
 
 ペリーさんのオススメは
 テレビでは一度だけしか歌われなかった
 「ウォーク・アウェイ~想い出は涙だけ~」
 
荻野 「いい曲なんですよ!
     ドレスでムードたっぷりに歌うのが
     泣けちゃうんです」

 
 『★ザ・スター★美空ひばり ~大人の音楽祭~ 』
 詳しい情報・上映スケジュールは
 映画『★ザ・スター★美空ひばり』オフィシャルサイト
 ご確認ください。
 
 また6月24日には
 CD「ザ・スター美空ひばり ~完全盤~」が発売されます。
 (日本コロムビア/税込3,500円/2枚組)
  
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お送りした曲目
 
あばれ太鼓 ~無法一代入り~ / 坂本冬美
 (弘兼セレクション)
ドント・ギヴ・アップ / ピーター・ガブリエル
 
カンガンスウォルレ KANGANSWORLE / 林英哲 ※「ル」は小さなル
 (CD『林英哲 DEBUT CONCERT LIVE in 日仏会館 AGAIN』より)
アクプントゥーラ / 林英哲 meets 山下洋輔
 (CD『KenKon』より)
ボレロ / 林英哲 meets 山下洋輔
 (CD『KenKon』より) 
犬 / 友川かずき
 
太鼓打つ子ら / 林英哲
 (CD『グレート・エンカウンター 林英哲withオーケストラ』より)
港町十三番地 / 美空ひばり
 (CD『ザ・スター美空ひばり ~完全盤~』より)
花占い / 桜田淳子
 
神田川 / 南こうせつとかぐや姫
 (RN・まさみさんが初めて買ったレコード)
 
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▲番組エンディングの「また来週」をカメラ目線で
 


林 英哲さんの名言・好きな言葉はこちらをご覧ください。
 
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