1月26日 弘兼憲史 放送後記
◆ゲスト:竹中直人さんの回◆
竹中直人さんは、
まだ竹中さんが素人の時に、
テレビで素人がブルース・リーのマネをやる――
という番組を見て知ったのが最初です。
それ以来、竹中さんをずっと見てるんですが、
なんとなく竹中さんは近づきがたいイメージがありまして、
きょう、失礼なことを言って
不機嫌になられたらどうしようかな、と
ちょっと心配をしていたんですが、
放送が始まるなり、
いろんなキャラクターになっていただきまして、
本当に笑わせていただきました。
竹中さんはやっぱり
ものすごい映画ファンだなということがわかりましたね。
映画を作る人って、
特定の映画にものすごく惚れ込んでいるんですね。
その作品について
いろんな思い出を語れる人って
本当に映画の好きな人だな、って感じがしましたし、
そういうところが“クリエイトのもと”になる気がします。
僕も若い頃は、好きな映画を語らせたら
延々と2時間3時間と喋ることがよくありました。
竹中さんは今も
“映画青春時代”の真っただ中を生きておられる
旬の監督だと思います。