1月12日 弘兼憲史 放送後記
◆ゲスト:篠塚建次郎さんの回◆
団塊の世代の我々の少年時代、
とにかく一番欲しいものは「車」だったんです。
僕は“レーサーになろう”と思ったことはないんですが、
“自動車の設計デザイナー”に
なろうと思ったことがありまして、
授業中に、教科書の余白に
いつも車のボディーを描いていました。
レーサーとかテストドライバーっていうのは
本当にひとつの“夢”だったんですけど、
篠塚さんのような方法で
この世界に入ることができるんだ、と
ちょっとビックリしましたね。
篠塚さんは体型的にも、
大柄じゃなくて、
お聞きしたら“50キロ台”という体重で、
本当によく締まった、鍛えられた方でした。
年齢が近いせいか、お話も非常によく合って、
放送の合間には、
お互いの“子供たちとの接し方”の話にもなるという
感じで、あっという間に時間が過ぎてしまいました。
人生の大半を、命をかけての“ラリー”で過ごされて、
今、新たにソーラーカーとか
ドライビングスクールとかやられていまして、
CO2を出さない車を発展させることが、
これからの自分の生き方の義務として
“そういうことをしたい”と
おっしゃっていまして、
本当に感銘いたしました。
質問したいことが尽きなくて、
短い時間の中にも
いろんなお話を聞かせていただきまして、
ありがとうございます。