7月28日 弘兼憲史 放送後記
◆ブラジル音楽 ショーロ特集 ~ ゲスト:熊本尚美さんの回◆
子供の頃から
ブラジル音楽がものすごく好きで、
サンバが好きになったのは、
小学生くらいからですね。
その時は知らなかったけど、
サウタージという哀歓のあるメロディが
ものすごく心に刺さっていました。
サンバって“陽気”なように聴こえるけど、
サンバの曲を全部聴き込んでいくと、
途中で必ず転調して、哀しい部分が出る――
という、あれがものすごく好きで、
さらに『黒いオルフェ』という映画を観て――
リオデジャネイロの
カーニバルを舞台に繰り広げる
恋愛ドラマがあるんですが、
それを観て、ずっと
ブラジルに行きたいな、と思っていたんです。
そして、去年10月に、
取材なんですけど、
念願叶ってブラジルに行って、
道端でショーロの演奏をやっているのを聴いて、
ハマった――といことなんです。
話は前後するんですが、
僕は渋谷にあるブラジリアン・バーに
よく行っていたんですが、
そこでショーロの演奏をやっていまして、
そこでショーロを聴いてハマって、
本場のブラジルに行ってハマって、
熊本さんと知り合って・・・と
ここ最近ですけど、
ショーロはものすごく好きです。
きょうは目の前で、
熊本尚美さんと山田やーそ裕さんの
二人のライブを聴かせていただいて
たいへんハッピーな気持ちになました。
やっぱりショーロは
冬に聴くよりも、
夏の暑いときに聴く方がいいな、という感じなんで、
きょうはピッタリだったと思います。
リスナーの皆さんも楽しんでいただけましたでしょうか。