12月3日 ゲスト:岩下志麻さん
◆テーマ 『 女優人生を彩る 着物の魅力 』
ゲストは女優の岩下志麻さん。
岩下志麻さんをお迎えして
女優の道に進んだきっかけから
清純派ヒロインと映画監督との結婚秘話、
『極道の妻たち』での着物衣装や
“悪女”を演じる役作り――
そして、プロデュースを手がけ、写真集を発表するほど結びつきの強い
“着物”まで――じっくりお話を伺う
「団塊倶楽部」だからこそ実現可能なロングインタビュー!!
■『極道の妻たち』の衣装選び
岩下志麻さんは大ヒットシリーズ『極道の妻たち』で
数多くの着物を着用。
採用されただけでも20数着、
さらに“半日以上かかる”という衣装合わせでは、
その3倍もの着物に袖を通してこられたそうです。
一着一着、着用するたびにインスタント写真を撮り
台本と照らし合わせながら、
シーンごとに使用する着物を決定。
岩下 「現実には、女性で着物を着て
ピストルを持つなんてありえないですから
劇画と割り切ってリアルには考えないで、
“似合って”なおかつ“粋で”“極妻らしい”感じで
衣装選びをしました」
■着物写真集『岩下志麻のきもの語り』
120着もの着物を所有、着物のデザインも手がけている
岩下志麻さんは
着物写真集『岩下志麻のきもの語り』を発表。
■4つのテーマ
◆花尽くし
四季の花々を主体にデザイン。
◆小粋
紬(つむぎ)の着物を粋な雰囲気で表現。
岩下 「『極妻』ファンの方に喜んでいただけるように
縦縞の模様、黒地に流水が入った粋な感じです」
◆平成元録
日本の古典模様をデザイン。
岩下 「大河ドラマで着た着物の古典的な模様が素晴らしかったので
それを参考にしてデザインしました」
◆風の記憶
四つ葉のクローバーやモミジなど
自分の記憶の中に残っているものをデザイン。
石川 「柄も色も
ストーリーが浮かんでくるようなものが多いですね」
『岩下志麻の着物語り』は
ブックマン社から3,800円で発売されています。
■演技から プライベートまで・・・Q&A
Q.得意な豆腐料理の調理法を教えてください。
豆腐料理がお好きな岩下志麻さん。
定番の「湯豆腐」「冷ややっこ」「麻婆豆腐」のほか
自慢のレシピをご紹介いただきました。
◆“あんかけ”のように野菜にとろみをつける
◆味噌とネギを上にのせて、ホイルで包んで電子レンジで温める
岩下 「ゴーヤも大好きなのでゴーヤチャンプルーもよく作ります」
Q.“極道の妻たち”のイメージが強い岩下志麻さんが怖いものは?
A.ヘビ、ヤモリ
ヘビが嫌い――という女性は珍しくありませんが
「怖いモノ」への回答に「ヘビ」が挙がるということは
過去に“対面”しているということ。
岩下さんは幼い頃には家の近所に、
ご結婚を控えた頃には自宅の前に現れたそうです。
さらに、塀の上でトグロを巻いていたり
台所に現れたりしたことも・・・。
岩下 「ヘビは怖いですね」
弘兼 「昔は“ヘビがいる家は縁起がいい”とか言いましたからね」
一方、弘兼憲史さんは、ヘビは平気でクモが苦手。
岩下志麻さんは、小さなクモならば
ティッシュペーパーでつかむことができるそうです。
弘兼 「デカいのが壁・天井を這って、で落ちてくるんです」
岩下 「ヤモリも苦手かな」
弘兼 「ヤモリは好きですね。捕まえて飼ってたりしました」
石川 「岩下さんと弘兼さんは気が合ってない?」
弘兼 「お互い“怖いモノ”が別だから二人でいるといいんですよ」
Q.関西弁をマスターすることは大変でしたか?
岩下 「微妙な違いがあって難しかったです、関西弁は」
『極道の妻たち』では関西弁による演技を披露した岩下志麻さん。
関西弁の会得には苦労を強いられ岩下さんは
独自の習得法を用いて撮影に臨んだそうです。
岩下 「全部テープに録って、台本に(イントネーションが)
上がったり、下がったり、符号を書いて、
口に出して言ってみて、それをまたテープに録って、
方言指導の方に聴いていただいて、
直したセリフをまたテープに録って・・・の繰り返しです」
印象深い名ゼリフは
『覚悟しいや』
岩下 「アクセントは苦労しませんでしたけど、
画面の中では、決めゼリフでしたね」
■お送りした曲目
◆抱きしめて(アブラザメ) / フリオ・イグレシアス
(弘兼セレクション)
◆罪のように愛して / 岩下志麻
(弘兼セレクション)
◆Back to Tomorrow / 東方神起
◆青い鳥 / ザ・タイガース
(RN・キャンディ・キャンディさんが初めて買ったレコード)
◆Dream Again / 寺田恵子
(映画『新 極道の妻たち 覚悟しいや』主題歌)
◆WINDING ROAD / 絢香×コブクロ
◇岩下志麻さんの名言・好きな言葉はこちらをご覧ください。
◇過去の放送レポート バックナンバーはこちら