11月19日 ゲスト:秋川雅史さん
◆テーマ
『 歌のことばかりを考えてきました 秋川雅史 』
「限界に挑戦するのが心地よくて」
“クラシックを歌うことは、自分が楽器になること”
“クラシック歌手はアスリート的な要素が強い”という考えの元、
走っては、速いペースで2キロ――
泳いでは、“肺活量の鍛錬のため”25メートルを潜水――と
音楽のために全力を注ぐ――。
そして、かつて4年間のイタリア留学中も帰国して
地元・愛媛県「西条祭り」に参加したほど“お祭り好き”の
テノール歌手・秋川雅史さんが
待望の「団塊倶楽部」初登場!
▲石川アナウンサーが手にしているのは
『秋川雅史 2011年クリスマスディナーショー』のフライヤー
■他ジャンルのアーティストの歌い方を研究
番組をお聴きのリスナーの方々からお寄せいただいた質問メールを
秋川さんご自身に読んでいただきました。
「音楽の聴き方」と「カッコいい人」に関する秋川雅史さんの答えは・・・
Q.普段はどんな音楽をお聴きになるんですか?
ロックやポップな音楽を聞くこともあるんでしょうか?
秋川 「普段“BGM”として音楽を聴くことは絶対ないです」
「『この人の歌を聴いて感動して、明日から元気になりたい』と
言ってもらえる歌いに手になりたい」と語る秋川雅史さんは
30歳を過ぎて、コンサート活動をスタートさせてから、
クラシック以外の他ジャンルの楽曲を歌い始めるように。
すると“音楽”を聴く時は、その歌い手が
「どんな発声で、どこをどういう歌い回しをしているか分析しながら」
“聴き込む”――これが秋川流。
秋川 「サウンドがどういうアレンジしているか、
自分だったらどういう風にすればいいかな、って視点で聴くから
BGMがBGMにならない――というか」
この話に、漫画家・弘兼憲史さんとの
クリエーターとしての共通項を発見。
弘兼さんは、映画を観る際、楽しむことを忘れて
“作り手”としての思考が働くのだそうです。
弘兼 「楽しむんじゃなくて『カメラアングルがいいな』
『俺だったらこのセリフはこうするな』と
思いながら映画を見ますんで、職業人になっちゃいますね」
秋川 「喫茶店なんかで会話している時に
BGMの音がちょっと大きいと会話が成立しなくなるんです。
意識が音楽の方に入っちゃって
『今、なんて言ってた??』みたいな・・・」
Q.これまでの活動で「カッコいいな」と思われた方はどなたですか?
「この業界、カッコいい人ばかり」と語る
秋川雅史さんが挙げたアーティストはEXILEのボーカル・ATSUSHIさん。
秋川 「ポップスの歌い手の中でATSUSHIさんは
実力、才能が“ダントツ”と思っているところがあって…」
テレビ番組で共演し、デュエットした際のエピソードをご披露くださいました。
秋川 「衝撃的で、本当に歌がうまいんですよ。
何でもできる男っていうのはカッコいいな、っていう…
ATSUSHIさんはカッコよかったですね」
石川 「ジャンルが違う方と一緒に歌われる時は、
秋川さんご自身は歌い方は変えられるんですか?」
秋川 「自分のそのままで、
相手――ジャンルが違う人が、その人が本領を出した時に、
それが混ざり合うと面白いものが生まれるのかな、という…」
■『千の風になって』歌い方のアドバイス
この日数多くののリクエストが集中した『千の風になって』には、
歌い方のアドバイスを求める声もお寄せいただきました。
秋川 「カラオケでは秋川のまねをしないこと」
“テノール”のイメージが強い『千の風になって』ですが、
そもそも“テノール”を勘違いし、
声を作り上げるようになるのは失敗の元。
秋川 「普通に語りかける・・・♪私の~ お墓の前で ・・・
本当に語るように歌うんです」
一瞬ながらも、まさかの生歌披露にスタジオの面々は大感激!
石川 「今、生で聴いてしびれてしまいました♪♪」
秋川雅史さんの最新情報は
秋川雅史オフィシャルWEBサイトをご覧ください。
■お送りした曲目
◆僕の贈りもの / オフコース
(弘兼セレクション)
◆愛は限りなく / 秋川雅史
(弘兼セレクション)
◆あすという日が / 秋川雅史
◆翼をください / 秋川雅史
◆千の風になって / 秋川雅史
◆虹と雪のバラード / トワ・エ・モア
(RN・鬼瓦権三さんが初めて買ったレコード)
◆勝手にしやがれ / 沢田研二
(秋川雅史さんが初めて買ったレコード)
◆マラソンレース / 稲垣潤一
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