5月21日 上條恒彦さんの名言
■上條恒彦さんの好きな言葉
『謙虚』
ちっとも謙虚になれないくらい(笑)
戒めにいつも“謙虚に、謙虚に”と思ってるんですがね。
弘兼 「こう思われたのは、おいくつくらいの時からですか?」
40くらいからでしょうかね。
「謙虚にならなきゃ」といつも思って、なかなか謙虚になれないんですよね。
石川 「繊細な文字でお書きいただきました」
弘兼 「“絵”になりそうな感じで、『彦』が特に素敵ですよね」
■お酒と声
声量のあることでもおなじみ、
そして、かつて お酒の席では芝居の議論が熱く盛り上がった――という
上條恒彦さんに、次の質問が寄せられました。
Q.お酒を飲み過ぎていた時期“声”がかわってしまうことは?
何をやっても(声は)バンバン出ましたよ。
前の晩、飲みながら(芝居について)議論して
『明日のどがきついだろうな』と思ったら、
そういう時のほうがよかったりするんですよね。
前の晩に発声練習しちゃったんじゃないですかね。
弘兼 「『お前は~~ うるさいぞ~~~』 …と言いながら
オペレッタみたいになってるんですね、議論が(笑)」
■団塊ホームルーム ~ ゲスト・クエスチョン
◆ 上條恒彦さんへの10 Questions ◆
Q.何度も観ている好きな映画は?
A.『扉をたたく人』
3回くらい観てます。
ニューヨークの話で、うちの女房は『B級の最高作品だね』って言ってるんですけどね。
でもすごい素敵で、役者はみんな上手で。
リチャード・ジェンキンスさんが大学教授で、すごく素敵です。
すごい上手だな、と思って・・・上手だなっていうのは失礼かもしれないけど。
石川 「私も観てみよう」
弘兼 「“B級”というより、これは“いい映画”ですよね。僕もぜひ観ます」
Q.子供の頃のニックネームは?
A.中学生の頃から「どんちゃん」
先生が「誰だ『どんびき』(ヒキガエル)みたいに笑っているのは!」と…。
『どんびき』といってるうちに、それじゃあかわいそうだと
『どんちゃん』になったんです。
Q.赤面する恥ずかしい体験は?
A.「いっぱいありますね」
Q.もう一度 訪ねてみたい場所は
A.「北京」
Q.もう一度会って話がしてみたいかたは?
A.「スーちゃん」
Q.絶対に食べられないものは?
A.「ない」と思います。
Q.今の若い人に ひと言、お願いします
A.「元気で頑張ってください」
Q.一番の得意料理は?
A.最近は「中華風 青菜の炒め」
非常に上手なやり方を発見したんで、我ながら“おいしいな”と思って食べてます。
石川 「味付けはどうしてるんですか?」
お塩です。にんにくもたっぷり入れます。
弘兼 「空芯菜とか、あのへんがおいしいですね」
石川 「上條さんがおっしゃると、
日本酒もワインも、どんなお酒も合いそうだなと思いながら伺ってました」
弘兼 「ウイスキーといったって、ね。つまり“お酒”が合いそうなんですね」
『木枯し紋次郎』がヒットした頃、週刊誌のインタビューを受けて、
そんなこと言ってないのに“ひと晩でボトル1本あける”って書かれると、
自分で飲まなきゃいけないような…
「あの記事がウソになってしまう」と、一生懸命飲みました。
Q.どうしてもやめられない習慣は?
A.「寝酒」
“飲まないと眠れない”と思ってたんです、ずっと。
ですから人間ドッグのときもちゃんと持っていくんですよ。
あるとき、飲んではならないときがあって、
『眠れないだろうな』と思ったら、あっという間に寝ちゃうんですよね。
だから単なる“錯覚”なんです。
弘兼 「飲まないで寝ると、いい感じの眠りの深さがありますよね」
それはわかりますが、わかりますが、飲みたいんですよ!
石川 「どんなお酒を飲まれるんですか?」
八ヶ岳に行ってからか、温まるので日本酒を一合、二合飲むくせがあったんです。
ドラマのロケーションでカリフォルニアに行ったとき、
あっちはワインが安くておいしいし、4ドルとか5ドルとかのワインがすごいおいしくて、
度数も日本酒より少し低いから、
この頃は“安くておいしそうなワイン”が見つかったときはワインにしてるんです。
Q.都会の生活でイヤなことは?
A.「別にない」です。
■上條恒彦さんが初めて買ったレコード
モリタート / ソニー・ロリンズ
ジャズにかぶれてまして、
ソニー・ロリンズの『モリタート』…『マック・ザ・ナイフ』ですね。
LPは高くて買えないですから、ドーナツ盤を買いました。
擦り切れるまで聴きました。
二十歳の頃、日給250円で働いてましたから、500円は高いです。
友達に引き込まれてモダン・ジャズばかり聴いていて、
横浜の店に行ったり、新宿とか、いろんなところへ行きました。