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放送レポート

4月16日 ゲスト:黒鉄ヒロシさん

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『歴史に学ぶ!
   未曾有の災害・・・
   その復興に いま求められるリーダー像とは 』

 
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もはや番組レギュラーともいえる漫画家の黒鉄ヒロシさんが
「団塊倶楽部」3度目のご登場!
今年2月に発売されたばかりの黒鉄さんの新著
『千思万考』(幻冬舎)を元にして、
未曽有の災害を前に“いま求められるリーダー像”について、歴史に学ぶ2時間。
 



真のリーダーの必須条件
 
黒鉄ヒロシさんが掲げる“理想のリーダー像”
「優先順位のつけ方に過ちがない」
「予測性に富み実行力がある」
「自己犠牲の精神」
――。
 
歴史上の人物の中で
価値観――人には6つの価値観があるといわれる――のバランスがいい――として
名前が挙がったのは織田信長坂本龍馬
 
黒鉄 「これが好き、これは嫌い――ということがない。
     だから、みんなのために優先順位をつけることができますけど、
     (バランスが)偏っていると、これがつけられないんです。
     リーダーはバランス感覚のある人でないと困る」

 

 
自分のために身を守る人がリーダーになってはいけない――
みんなのために命を賭してやってくれる人が真のリーダー――という
自己犠牲の精神を有する人物としては勝海舟大久保利通
 
徳川幕府・幕府軍の総大将でありながら幕府打開に手を貸した勝海舟。
日本全国から狙われながら、真実がわかったときは慕われたのは なぜか?
 
黒鉄 「裏表がないからです。
     真実を知らしめるまで生きていたからよかった」

 
また、給料を全て国庫に入れていたという大久保利通も
 
黒鉄 「自己犠牲の人でしょう。
     でも“いいやつだった”とわかるまでに
     思い半ばに命を落とす…気の毒ですね」



東北ならではの人格は弘兼さんとは正反対?
 
「みんな東北の人なんですよ」(黒鉄)
 
黒鉄さんが“意外な共通点”として挙げた人物が次の4人。
 
上杉鷹山(米沢藩主)
後藤新平(陸奥国胆沢郡塩釜村=現 岩手県奥州市出身)
高橋是清(仙台藩足軽高橋家の養子)
保科正之(会津藩主)
 
黒鉄 「東北の人独特の粘り強さ――
     寒さに耐えた…、農作物が豊穣にできない…とか
     それから“人格”ができるのかな、とも思うんです」

 
弘兼気候が人格を作る――というのは聞いたことがあります。
     雪に閉ざされた時間が長いと、
     僕ら山口県の人や高知の人とかとは、性格が違うかもしれません」

 
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▲(左)“ひろかね”弘兼憲史さん (右)“くろがね”黒鉄ヒロシさん
 
石川 「東北地方の人間からすると、
     革命とか幕府に対して一矢報いたり…
     すでにあるものを壊してくれるのが西の人というイメージで、
     そこから新しい政府を建てなおしたりするのは
     東北の人の方が得意だったのかな、という気がするんですよね」

 
弘兼 「たしかに西は“お調子者”が多い気がします。
     僕もその気質が若干残ってる気がして…(笑)」

 
石川 「残ってるどころじゃなく、プンプンしますよ(笑)」


お送りした曲目
 
がんばろう / アンサンブル・ヴェルソー
  (弘兼セレクション)
大阪ラプソディー / 海原千里・万里
  (弘兼セレクション)
悲しき雨音 / カスケーズ
 
ペイパー・ムーン It's Only A Paper Moon / 美空ひばり
 
車屋さん / 美空ひばり
 
あの人の手紙 / かぐや姫
 (RN・邦丸あにいの舎弟さんが初めて買ったレコード)
OK牧場の決闘 / フランキー・レイン
 (黒鉄ヒロシさんが初めて買ったレコード)
サクラ色 / アンジェラ・アキ
 

黒鉄ヒロシさんの名言・好きな言葉はこちらをご覧ください。

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