2月5日 弘兼憲史 放送後記
◆ゲスト:塚原光男さんの回◆
あの塚原光男さんがエレキを持って歌う――ということは
きょうのきょうまで知らなくてビックリしました。
でも考えたら、1947年生まれなので、
ちょうど洋楽、プレスリー、ビートルズ、ベンチャーズがヒットしたときに
青春時代を送った僕らと同じ世代なので、
ギターを持って弾くことに関しては「そうかな」という気がしましたね。
ただ“アスリート”という人は“練習・練習”で
「ギターなんか弾いてる場合じゃないぞ」と
修行僧のような人生を送っているイメージがあったんですが、
塚原さんは明るくて、
完全に“エレキおやじ”という感じがしたんで、
ある意味、たいへん好感を持つ…というと失礼ですけれども、
親しみを持たせていただきました。
でも、あの人はオリンピックの世界では
ものすごく偉い人なんですよね。
それが あのように(生演奏を)やっていただいたのは
うれしかったし、面白かったし、
ちょっと歌も(一緒に)歌わせたもらって楽しかったですね。
■弘兼語録
◆金メダルを贈りたい人は?
手塚治虫先生ですね。
今の日本の漫画の基礎を作られて、
手塚さんがいなければ、
日本の漫画文化はなかったといっても過言ではないですからね。