6月5日 ゲスト:ビリー・バンバン
◆テーマ:『デビュー41年
優しくて温かいビリバン・サウンドの秘密!』 ◆
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ゲストは兄弟デュオビリー・バンバンの
菅原 孝さん、菅原 進さん。
デビュー41年――ヒット曲『白いブランコ』から
今現在、ヒット中の『また君に恋している』まで
解散と再結成を経てより“強大”になった(?)
“兄弟デュオ”の絆と、進化したジョーク?!
スタジオは、生演奏、苦難を乗り越えた兄弟デュオ復活秘話
そして大注目の『また君に恋してる』歌唱指導!
歌と笑いで盛りだくさんの内容となりました。
普段、文化放送をお聴きくださっているという孝さん、
今度はメール・FAXもお待ちしていますヨ!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
■ビリー・バンバン デビュー秘話
41年前、1969年に大ヒットした『白いブランコ』でデビューを果たした
ビリー・バンバン。
オープニングから『白いフランコ』を生演奏!
デビュー当時のエピソードをご紹介いただきました。
◆当初“兄弟デュオ”ではなかった!
アマチュア時代は3人で活動していたビリー・バンバン。
もう一人のメンバーは“ムッシュ中野”を名乗っていた
せんだみつおさん。
しかし、デビューの際、せんださんはレコード会社の構想から外され…
“ビリバン”は兄弟デュオとして、
せんだみつおさんは独自路線で活躍されました。
今でも親交の深いお三方。
放送前夜も一緒に飲んでいらしたようで、
放送直後にも、せんださんから電話での連絡が入るほど
親密ぶりを垣間見ることができました。
◆幻のデビュー曲(A面)『星空のハプニング』
実は『白いブランコ』とは別に用意されたデビュー曲(A面)がありました。
スタジオでは、歌い出しをご披露いただき・・・
♪星空のハプニング 銀色のハプニング~♪
菅原孝 「“ハプニング”という言葉が流行った時で
星と星の間に男と女がいて、
お互いに行き来しながら恋をしている――という世界。
でも『白いブランコ』の方がいい、となったんです」
弘兼 「それもいい曲ですね」 石川 「まぁ、素敵~★」
スタジオで演奏中の 兄・孝さん(左)と弟・進さん(右)
◆『白いブランコ』改変のピンチ
レコード会社専属の作詞家・作曲家の力が強かった時代――。
『白いブランコ』は“フォークロック”調の曲から
トランペットのイントロが入る楽曲へと改変される危機を迎え…
進さんが「元に戻してほしい」と“反抗”することも
あったそうです。
■漫画のセリフを「変えろ」と言われたら…?
意に反して、作品に手を加えられることは漫画の世界にもあるようです。
弘兼 「デビューの頃は編集者が
『ああしろこうしろ』ってセリフを替えるんです。
そっちの方が絶対つまらないんですけど、
書かないと載せてもらえないんで、
つまんない漫画を描きました」
弘兼憲史さんの代名詞『島耕作』シリーズは
当初『カラーに口紅』というタイトルでしたが
編集者の意向で『島耕作』へと改題。
弘兼 「これは編集者が正しいです。
『カラーに口紅』じゃ売れないだろう(笑)
(カラー~の方が)オシャレなんですけど、ダサい方がいいんですよ」
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
■兄弟の絆・・・再デビュー秘話
菅原孝 「“兄弟”が大切。兄弟っていいもんだなと思います」
菅原進 「強大になったな」
菅原孝 「(ジョークを挟むのは)まだ早いよ!」 菅原進 「早い者勝ち♪」
笑いの連続で漫才コンビを彷彿とさせたビリバンのお二人
1976年に一度解散しているビリー・バンバンは
8年後の1984年。兄弟の絆で再結成。
進さんは解散後、ソロ活動のほか、CMなどの作曲を手掛け
国際的な賞も受賞されますが、次第にぜんそく、ストレスで体調が悪化。
傍で見守る孝さんは「これは大変だ」と
“ビリー・バンバン再結成”を提案。
『たった一回だけのビリー・バンバン』というタイトルがつけられた
コンサートで、8年ぶりに揃ってステージに立つと・・・
菅原孝 「ピターっと8年前の歌が歌えるんです」
1976年にはビリー・バンバンを選ぶか、兄弟を選ぶか――という思いの元、
“兄弟でいること”を選び、デュオは解散。
そして、再び兄弟の絆を取り戻すためにビリー・バンバンは再始動を果たし、
デビューから41年たった今も、その歌声をファンの心に届けています――。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
■『また君に恋してる』
ビリー・バンバンによるオリジナルが2007年にリリースされ、
坂本冬美さんが歌う『麦焼酎・いいちこ』のCMソングでも
大人気となりました『また君に恋してる』――。
番組には、作詞家・松井五郎さんのメッセージが届きました。
◆『また君に恋してる』が思いがけないことになっていますが、
どんな作品も気持ちをつないでいれば、
いいことがあるもんだなと、あらためて思っています。
ビリー・バンバンの曲は
作品をたくさん書かせていただいていますが、
『ボクらはいつも片方の靴』など
すごく感情移入できる作品が多い気がします。
たぶん、詩から先に作る『詩先
作業させていただいているからだと思います。
それは“言葉を大切に曲作りをしていただいている”ということで
作詞家としては、とても感謝しています。
それと・・・
僕は10代の頃から弘兼さんの大ファンでもありました。
実はアニメ版の『人間交差点(ヒューマンスクランブル)』の
テーマ曲も書かせていただいたことがあって、深いご縁を感じています。◆
弘兼 「そうだったんだ!
声を聴くと、モテそうなかたですね」
『また君に恋してる』はCMソング決定の際に、
松井五郎さんの作詞に
複数の作曲家が名前を伏せて楽曲を持ち寄った中(誰の曲かわからず)
最終的に選ばれたのが、
ビリー・バンバンのバンドメンバー・森 正明さん(ギタリスト)の楽曲。
菅原進 「毎回そうなんですけど、
全部聴いて『一番いい曲』を選ぶんです」
トークの最中、突然、ギターに手を伸ばすことも(手前 進さん)
◆歌唱指導! 1オクターブ上がるサビでは“裏声”を!
石川 「サビの1オクターブあがるところの
歌い方が、素人は苦労しますね」
菅原孝 「うまく“裏声“を使ってもいいんじゃないかな。
へんに気張らないで、やわらかく歌った方がいいかもしれません」
◆すべての世代の君に・・・
弘兼 「この曲は、我々団塊世代が、
子供たちが巣立っていって、いよいよ夫婦二人残った時に、
もう一度(お互いを)見直してみる――という曲ですよね」
菅原孝 「若い人達が聴くと、5年前に別れた彼女のことを想い出す――
という人もいるらしいですね」
◆アカペラ・バージョンの『また君に恋してる』も収録された
“スペシャル・エディション”CDは6月30日発売
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
■お送りした曲目
◇バン・バン / シェイラ(弘兼セレクション)
◇白いブランコ / ビリー・バンバン(LIVE)
◇自転車泥棒 / ユニコーン(弘兼セレクション)
◇さよならをするために / ビリー・バンバン
◇ボクらはいつも片方の靴 / ビリー・バンバン
◇友達よ泣くんじゃない / 森田健作
(RN・えいじさんが初めて買ったレコード)
◇時のしずく / ビリー・バンバン
◇また君に恋してる / ビリー・バンバン
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ビリー・バンバンのお二人の名言・好きな言葉はこちらをご覧ください。