3月27日 中村征夫さんの名言
■海の環境を守るために、私たちがができることは?
今、自然環境に一番ダメージを与えているのは、
我々の“暮らし”だと思うんです。
「今以上に豊かな暮らしをするな」というのは
つらいかもしれませんけど、少し心がけることで
(環境保護になることは)あるんじゃないかな、と思います。
無駄なものを省いていこう、使わないものをやめていこう――
“なんでもかんでも水が消してくれる”と思うから、
何でも流してしまう――。
それも、生ゴミとして出す、ふき取る・・・。
こうすることでガラリと変わります。
地球に住む人口を考えてみれば、
企業が煤煙を出す――というよりも
(生活排水の方が)はるかに害は大きいですよ。それが一番でしょうね。
電化製品でも、使わないものは消しておけば・・・
弘兼 「それで温暖化がなくなって
海水の温度も元に戻る――ということですからね」
・・・「こんなことで?」と思うかもしれませんけど
実は“そういうこと”なんです。
「こんなこと」(を改めるだけ)でいいんですよ。
そして“続けること”が大事です。
■守れ!みんなの海
東京湾には、使わなくなった電化製品が捨てられています。
そのゴミに、底引き網漁船の網が引っかかる――という事故も発生・・・。
なんでもかんでも、海がすべてのものを消し去ってくれる――という
誤った認識を持っている人が多いんです。
あと、海の周りに住んでいる方たちの意識が低い――
というケースがありますね。
もう少し、目の前の自然に目を向けて
ここ(海)を守れば、自分たちの食料源となって
豊饒の恵みを与えられる――ということを忘れ去ってる・・・。
■中村征夫さんの好きな言葉
『海も 山も 川も 天才である。』
海も山も川も、この自然界はすべて、何が欠けてもいけない。
私たち、あるいは地球上に住む者達に
いろいろな恩恵をもたらしてくれるもの――と思うんです。
弘兼 「“天才”という言葉は、
海も山も川も『称えるべきだ』ということですね」
そういうことです。
石川 「‘いくおさん’はサインを書くときに
いつも魚の絵をヒラヒラっとお書きになるんですよね」
これがヘタくそでねぇ。
これは何の絵に見えますかね?僕はマグロのつもりなんですけど。
石川 「メダカかな、って思ってました。 あ~、マグロ!」
■中村征夫さんの好きな魚
サメが一番好きです。美しい!
進化のしようがないくらい進化してます。
(すでに)3億年も進化してません。
弘兼 「究極の形で3億年 きてるということなんですね」
そういうことですよね。
弘兼 「食べる魚では何が一番お好きですか?」
ひかりものが好きですね。
イワシとか・・・刺身が最高ですね。
毎日食べてますね。