7月11日 ゲスト:秋元順子さん
■テーマ:『諦めなければきっと夢は叶う!
“歌謡界のオールド・ルーキー”秋元順子からの熱きメッセージ!』
ゲストは、弘兼憲史さんとは同級生コンビとなる
歌手の秋元順子さん。
「昨日“上海帰りのリル”なんですけど、私…(苦笑)」
上海への取材から帰ったばかりの弘兼憲史さんの
こんな発言も、本番前の打ち合わせからダジャレを連発する
秋元順子さんに影響をうけたもの。
この日の放送では
『マディソン郡の恋』でメジャーデビュー
2008年には『愛のままで…』が大ヒット、
紅白歌合戦に史上最高齢での
初出場を果たされ
“歌謡界のオールドルーキー”
“中高年の星”“団塊の星”と称される
秋元順子さんに、激動の歌手人生を
振り返っていただきました。
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■大ブレイクは“あらゆるタイミングが一致”したおかげ
秋元順子さんに大ブレイクをどのように捉えていらっしゃるのか伺うと
秋元 「時代が求めているものに偶然に遭遇したということでしょう」
“歌手・秋元順子”を見つけ、応援し、
大勢に聴いてもらうために広めてくださった
多くの人の力が一つになった時期が重なった――
と振り返っていらっしゃいました。
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■『マディソン郡の橋』が歌に、そして漫画に!
たった4日間の恋を描いた 映画
『マディソン郡の橋』をモチーフにした
大人の恋物語…『マディソン郡の恋』。
秋元 「『マディソン郡の恋』は“さらり”と
歌ったことがよかったのかもしれません」
『マディソン郡の橋』は弘兼憲史さんにとっても縁の深い作品でした。
弘兼「僕もあの映画に触発されて
『黄昏流星群』を描いたんです。
中高年の真剣な愛を漫画にしてみようかなと思ったんです」
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■『愛のままで…』をよりうまく歌うために
カラオケでも大人気の『愛のままで…』をもっとうまく歌いたい!
という女性(とりわけ 石川真紀ぴょん?)のために
アドバイスをいただきました。
愛を歌っているので
最初から最後まで全体にやさしく歌うことを意識してください。
ポイントとなる盛り上がる部分では、自分の感情を込めましょう。
サビの前から想いを込め、大きく歌っていって サビで盛り上げる!
そのあとは流れるように歌っていけばOK!!
また歌詞に“あなた”が多く出てきますが
強く“あなた”と歌うのではなく、
たとえば、お隣にいるご主人を想いながら…
やわらかく、やさしく歌うといいそうです。
石川 「このアドバイスをもとに、皆さん歌いましょう!」
弘兼「(『津軽海峡・冬景色』に続く)石川真紀の歌・第二弾
『愛のままで…』(いつか)いきましょうね」
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■新曲『黄昏 Love again』
7月8日に発売されたばかりの新曲『黄昏 Love again』について伺いました。
歌詞を見て、まさに自分が体験してきていることが書かれている…
と感じたという秋元さん。
秋元 「一つの歌の中に、出会いと別れ、
そしてその先の“希望”まで表現している
寂しげな歌詞があるにもかかわらず
“リズミカル”なので大好きになったんです」
●秋元順子さんの最新情報
◆湯沢フィールド音楽祭2009
日程:7月19日(日)
会場:加山キャプテンコーストスキー場(新潟県湯沢町)
◆美空ひばりの夕べ(美空ひばりさんの本『ひばり伝』出版記念イベント)
日程:7月20日(月・祝)
会場:椿山荘 プラザ棟5階 オリオン
◆秋元順子 CONCERT TOUR 2009・秋 ~愛する人のために~
9月4日(ロサンゼルス)を皮切りに日本国内各地をツアー
・11月15日(日) 松戸森のホール(千葉)
・11月17日(火) 府中の森芸術劇場(東京)
お問い合わせ:ザ・カンパニー
03-3479-2245
秋元順子さんのオフィシャルサイトもご覧ください。
秋元 「9月に出る3rdアルバムを中心に、私の違ったジャンルも含めて
皆さんに楽しんでいただけるように、と思っております」
弘兼 「あとダジャレトークも」
秋元 「近くで言っても“トオク”といいますから」
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■団塊ホームルーム
レトロアイテムは、町田さんが駄菓子屋さんでよく買った
“ぬり絵”“おはじき”“モール”。
スタジオに持ち込まれた“ぬり絵”は
中原淳一さんや内藤ルネさんの作風の影響を受けています。
また、秋元順子さんによると、
“色鉛筆かクレヨンか、どちらを使うかで時代がわかる”とのこと。
“モール”に関しては秋元さんが詳しく
秋元 「折り曲げたり切ったり、
鉛筆に巻きつけて“らせん状”のものを作るんです」
“おはじき”は廃瓶を砕いてリサイクルしたもの。
大きいものは、当時、珍しく なかなか持てなかったそうです。
(おはじき遊びには使いづらかった)
この大きなおはじきは、ブローチ、アクセサリーとしても
通用するのでは? という話題になって・・・
石川 「秋元さんのきょうのファッションに合いそうです」
秋元 「ありがとうございます。いただいても?」
町田 「差し上げます!」
弘兼「おはじきを加工してつけると“新しい”かもしれませんね」
(右)おはじきをアクセサリーに
ところで、話は変わって・・・この日の町田忍さんの目もとに注目。
フレームの上部が、女性が横になって 裸で向き合っているメガネが
話題になると、ここでも秋元ワールドに。
秋元 「度が入ってるんですか? これ、“どう”ですか??」
「こういうメガネに“目がねぇ”」
秋元さんが こうした話術を身につけたのは
落語と浪曲が好きだったお父さんの影響によるもので、
ラジオから流れる落語・浪曲は子守唄代わり、
小学生の時には「もう 寄席は よせ!」と父親を喜ばせたとか。
秋元さんのコンサートのトークで、会場が爆笑の渦に包まれるのも納得!
秋元 「(落語・浪曲で育った子どもの頃から)培われましたね~」
※ぬり絵、おはじきについては町田忍さんのコラムも合わせてご覧ください。
町田さんのメガネも公開中!
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■団塊リポート
砂漠の中を200キロ!
“世界で最も過酷なマラソン”といわれる『サハラマラソン』を
今年4月、72才の最高齢で走破した飯田徳子さんに
電話ではなくスタジオにお越しいただきお話しを伺いました。
食料や装備を自ら調達、
そして自分で“持って”
砂漠を走るという『サハラマラソン』。
その距離は200キロ以上で、
通常7日間かけて走るところを
今年は大雨の影響で、距離は変わらず、
期間を5日間に短縮(3/30~4/3)。
そのコースとは・・・
飯田 「砂漠というと砂浜をイメージしますが
砂丘、砂丘…、岩山、岩山…、山登りです。
マラソンというより“サバイバルレース”だと思います」
気温は、今年は“涼しく”最高42度。
反対に夜は10度以下となるため
装備にはセーター、ウィンドブレーカーも必要となるのだそうです。
72才でありながら完走することができる飯田さん、
さぞや華やかなスポーツ歴を誇っていらっしゃるのかと思ったら…
走り始めたのは49才で
その前はスポーツをほとんどしていなかったそうです。
小学校の教員をされていた頃、同僚の方に誘われてマラソンを始め、
初レースで苦しい思いをしたことに「なぜ?」と疑問に感じ
のめりこんでいったのだとか。
フルマラソン出走はすでに100回ほどで
目標タイムは4時間を切ること(記録は4時間2分)。
そして57才の時に、制限時間13時間の
100キロマラソン(ウルトラマラソン)に初チャレンジ、
自分のペースで走れることで、ウルトラマラソンに夢中になりました。
その後、献血で肝炎であることがわかり
大きなショックを受けますが、それも一時的なもの。
飯田 「落ち込んでいられない。よし!それと対決しよう!
と思って、サバイバルレースにのめりこんだんです」
弘兼「精神力ですね。僕に一番欠けてるものですね」
●スタジオにはサハラマラソンで使用した装備の一部をお持ちいただきました。
○シューズ…
メッシュのシューズにはお手製・砂除けのカバー(外さなくても靴が脱げる)
○食料…
荷物を最小限に抑えるため、軽くてカロリーのあるもの。
朝朝は…乾燥した非常食のご飯、粉末味噌汁、サラミソーセージ
行動食…アメリカの災害時用の非常食、ミックスナッツ
夕食は…めざし、乾パン、カップラーメン
飯田 「ふたを取って、半分は硬いままかじり
残り半分はお水を入れて、ふやかして食べるんです。
お湯を使うと燃料が必要で 重くなるんです」
○そのほか…ライト(夜間走行する際に使うヘッドランプ)ホイッスル、鏡
(左)靴の中は砂だらけに…そこでカバーをつけます(中) 食料のカップ麺(右)
(左)真っ暗な夜に…ライト (中)装備一式を並べました (右)名誉の盾!
とにかく元気いっぱいの飯田さんにスタジオは圧倒されっぱなし。
また、来年の大会にも参加されるそうですので
番組も注目したいと思います。
秋元 「私も“遅咲き”と言われますが、力をいただきました」
(画像はいずれもクリックすると拡大します)
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■上海が舞台の『社長島耕作』に注目!
前日まで取材で訪れていた上海では、
地上101階、高さ492mの上海環球金融中心の91階に泊まった弘兼さん。
弘兼「怖いを通り越して飛行機(に乗っている)みたいで
あの高さになると『どうにでもなれ』という感じです」
今後『モーニング』連載中の『社長島耕作』で
今回の上海取材をもとにしたストーリーが展開されるそうですが…
どうやらこの日、ご紹介したキーワードが漫画になりそうですよ。
秋元 「ワインバーが出てくる?」
弘兼「じゃあ、それ(ワインバー)も描きます」
秋元 「チャイナドレスの似合う人・・・『ジュンコ』とか…」
弘兼「いいですね!描きましょう。
名前も『ジュンコ』で」
少し先の『モーニング』の連載にどうぞご注目を!!