4月25日 ゲスト:ムッシュかまやつさん
■4月25日 ゲスト:ミュージシャンのムッシュかまやつさん。
■テーマ:『キープ・オン・ロック!ゆっくりとゆっくりと…
ムッシュの素晴らしきかな 音楽人生』
昭和14年生まれ、今年1月に70才となられた
ムッシュかまやつさんは07年12月に続いての番組ご出演。
今年2月、アニバーサリー・アルバム「
リリースされたムッシュかまやつさんに音楽人生の原点、
“GSブーム全盛期”を走り抜けたスパーダースのこと、
そして最新アルバムについてじっくり伺いました。
また“ゆるキャラ”度チェックを実施。
スタジオ内でもっとも“ゆるキャラ”と判定されたのは?
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■音楽の原点はカントリー&ウエスタン
1950年代に「小坂一也とワゴンマスターズ」に加入し、
カントリー&ウエスタン歌手としてプロデビューしたムッシュさん。
そもそもは、日本ジャズ界の草分け的存在でもあるお父さんの
ティーブ釜萢さんの影響でジャズ(トランペット)を
やりたかったそうですが
「トランペットは肺活量がないとできなくて」と断念。
そして、学校の先輩であるカントリー歌手の
寺本圭一さん、ジミー時田さんを目標に、学生バンドを結成。
16才の頃には米軍キャンプで活動していました。
ムッシュ プロのキャリアの最初は
“カントリー&ウエスタン”で入ったんです。
1963年には、GSブームを巻き起こしたザ・スパイダースに加入し
ボーカル、リズムギターを担当。
スパイダース解散後はソロシンガーとして、
フォーク、ロック両分野を股に掛けた独自な活動を展開され
最近では、若いミュージシャンの方とのセッションを行うことも。
ムッシュ 一緒にセッションをやると若い人達の
考えてる音楽がわかりやすいです。
僕はけっこう受け入れられますね。
そして今ハマっているのが「ブルース」。
ムッシュ 自分の中でこれからやってみたい音楽というと
この年になると、カントリー&ウエスタンとか
ブルースとか“ルーツミュージック”にいくみたいです。
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■切磋琢磨したスパイダース時代があるから 今がある
ムッシュさんは1963年に、お父さんが命名したバンド
「ザ・スパイダース」に加入。
弘兼 スパイダースは音楽性が高い感じがしましたね。
若い人たちが出てきた中で
“大人のバンド”という感じがしました。
その後「フリフリ」で1965年にデビューします…が
このレコードのジャケットにはムッシュさんの姿がありません。
「遅刻」が原因でジャケット撮影に参加できなかったことは
有名なエピソードですが、番組をお聴きのリスナーの方からは
「遅刻の真相は?」という質問が寄せられました。
ムッシュ 単なる朝寝坊で撮影に間に合わなかったんです。
全員、売れるとは思っていなかったんで
「まぁ、いいよ」「いなくてもいいんじゃないの」
という感じで、おおらかな時代でした。
解散から、もうすぐ40年の月日がたとうとしていますが
ムッシュさんが参加した7年間の活動は
「切磋琢磨していました」と振り返り、堺正章さんとは
「あれ以上のことはやってない。
あの頃やっていたことが全て身に入って、
今“それ”を、“色を変えて”やってる」
というお話しをされたことがあるそうで、
当時はミュージシャンとして 様々なことを
“刷り込む”時期でもあり、その若さにより
「スポンジみたいに なんでも吸収」していたそうです。
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■怒るのは損――ゆるさの源は?
12時台には「ゆるキャラ度」について取り上げましたが
公私共に あまり「怒る」ことがない――というムッシュさんは、
自らを「ゆるいんじゃないですか」と語り
その要因として、ケンカをすることもあった中学生時代の経験から
「キレやすいことは損だな、とわかってきたんでしょう」
と自己分析。
ムッシュ (何か難題を乗り越える時)僕の場合は、
カーっ!と怒って乗り越えようとすると、
逆に乗り越えられないんです。
石川 きっと、悩んだりイライラしていても
ムッシュさんと会うと、スーっと静まっていきそうです。
弘兼 ムッシュさんの近くにいると
「なんで自分はこんなに悩んでいるんだろう」と
思えるような感じがしますね。
実際に、若いミュージシャンから
“悩み”を相談されることがあるようで、そういう時には
「思いつめなくても、チャンスはいっぱいあるよ」
と お答えになることが多いのだとか。
ムッシュ 「答えになってないじゃないか」と
言われそうですね。
ムッシュさんご自身は あまり悩みをかかえることはないそうです。
苦手な人が現れた時の対処法は…
「スッと上手に消えます」。
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■ゆるキャラ度チェック
「ムッシュさんの脱力系ソングが大好き」(ラジオネーム・ドラえちんさん)
というご意見も届いたこの日の放送では「ゆるキャラ度」に注目。
10項目の質問により、ムッシュさん、弘兼さん、
石川アナウンサーが“ゆるキャラ度測定”に挑みました。
1.肉より魚の方が好き!
2.あまり肩は こらない方だ!
3.集合写真では もっぱら隅に立つ!
4.殆どケンカをしたことが無い!
5.人の短所より長所が気になる!
6.ここだけの話、自分の笑顔が嫌いじゃない!
7.気がついたら笑っていることがある!
8.よく夢を見る!
9.はっきり言って、走るのは苦手だ!
10.どちらかと言えば、パンツのゴムは緩めが好き!
スタジオの3人が“ゆるキャラ度”チェック
(右)ムッシュさんも丁寧に回答を… (画像をクリックすると大きく表示されます)
【ムッシュ 】…9個 (1のみ△)
【弘兼憲史】…9個 (3のみ×)
【石川真紀】…10個 (パーフェクト!)
弘兼 集合写真では「真ん中にどうぞ」と
言われることが多いので。
【判定】
○0~1個=融通が利かないかも?!
○2~4個=あなたは常識人!
○5~7個=快適ゆるゆる!チャーミングな癒し系!
○8~9個=ちょっとゆるすぎる?!
○ 10個=パーフェクトな ゆるキャラ!
ムッシュ “ゆるい”っていうのは好きです。
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■「
2月に発売されたニューアルバムについて伺いました。
1939年生まれのムッシュさんが70才を迎えるにあたっての
アニバーサリーアルバムで、
スパイダース時代の楽曲から、ムッシュさんの代表曲まで、
豪華ゲスト・ミュージシャンとのコラボレーション、
さらには、総勢40名以上のスタジオ・ミュージシャンが
ムッシュさんのために結集して制作された
セルフカバーアルバムです。
<参加ゲスト・アーティスト>
井上順、今井美樹、甲斐名都、堺正章、THE ALFEE、
TAROかまやつ、トータス松本、秦 基博、一青窈、
布袋寅泰、Micro、森山直太朗、森山良子
(全12曲収録 / 定価3,150円 / エイベックス)
石川 一青窈さんとのコラボ「バン・バン・バン」は
本当にかっこいいですね!
弘兼 このアルバム欲しいですね!
これ買おう、さっそく。
この作品は、オリジナルとは一部の歌詞が変更され
“リメイク”としてリリースされました。
ムッシュ 「ミック・ジャガー」っていうところを
「ビヨンセ」にしたり…。
ビヨンセ、僕、好きなんですよ。
ニューアルバムやムッシュかまやつさんの活動について詳しくは
K DASH GROUPの公式プロフィールのページをご覧ください。
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■団塊ホームルーム
今回の町田忍さんがスタジオに持ってきてくださった
レトロアイテムは“昭和30年代の車の広告記事”。
30年代、一般的なサラリーマンには高嶺の花だったクルマ。
バンドを始めた理由の一つが「クルマが欲しかったから」
というほどクルマ好きのムッシュさんが最初に買ったクルマは、
タクシーとして10万キロ走ったのちに再生された日野ルノー。
町田忍さんの資料、昭和33年にスバル360が登場した当時の
広告によると、当時“大衆車”と呼ばれたクルマでも
その価格は「39万円」。
町田 今の300万円くらいですかね。
弘兼 高かったんですね!
ムッシュさんは16才の頃から学生バンドで米軍キャンプを
回っていたことで、購入することができたそうです。
その後、何十台とクルマを買い換えてきたムッシュさんですが
観音開き式ドアを装備したミニクーパーのエピソードには
団塊ジュニア世代の石川真紀ぴょんもビックリ!
ムッシュ 木でできていて、ほっとくと
キノコが生えてくるんです。
※この話題については 町田忍さんのコラムもご覧ください。
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■弘兼憲史 最新情報
弘兼憲史さんの作品『社長 島耕作』で
島耕作が社長を務める「初芝五洋ホールディングス」の
新社名(ブランド名)決定!!
今週号の「モーニング」でも大々的に発表されていますが
読者からの公募で決まった新社名は
「T」は“テクノロジー”のことで
“技術”にはさまれた“エコロジー(ECO)”
=『TECOT』という意味なのだそうです。
弘兼 これからは電機メーカーも「省エネ」「低炭素」に
協力していかなきゃいけないんで
それを前面に出そう、というイメージでした。
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■携帯サイト オープンのお知らせ
「ドコモ団塊倶楽部」の携帯サイトがオープンしました。
こちらで、パソコンのホームページ同様、
毎週の放送レポートや、ゲストの方の「とっておきのいい話」
弘兼憲史さん、石川真紀アナウンサーの「放送後記」や
町田忍さんのコラムをご覧いただくことができます。
お持ちの携帯電話のインターネットブラウザで
文化放送携帯サイト「モバイル文化放送」にアクセスして
番組サイト「ドコモ団塊倶楽部」のページにお進みください。
簡単アクセス方法はこちらをご覧ください。
今後、放送中に携帯サイトを使って簡単なアンケートを
実施する予定です。その際は皆さんのご協力をお願いします。
ムッシュかまやつさんから団塊の世代の皆さんへのメッセージは
「元気に楽しく!」