762
ちょっと足をのばして 【2015年1月17日】
■BSN 新潟放送から
『流雪溝』
新潟県内すでに2メートルを超える積雪の所も。
スキー場はもちろん、
一般道、住宅地にも同じように
降り積もる雪。
関東の方からこんな質問をいただいた事があります。
「街に降った雪ってどこに行くんですか?」
確かに、雪の多いこの時期に、
中越や上越地方の商店街、住宅地を訪ねてみると、
意外と街がスッキリ除雪されているのです。
たしかに、雪はどこへ???って感じですね。
道路に積もった雪は除雪車が出動して
雪捨て場まで運びますが。
お店の前や、屋根から降ろした雪を処理するのには
「流雪溝(りゅうせつこう)」という
雪国には欠かせない施設が活躍します。
流雪溝とは、
自然の流水の流れを利用した側溝のことで
道路に面して設置されています。
一定間隔に投入口があり、
普段は網状の蓋で閉じられています。
▲小千谷市住宅街の流水溝
私たちは、雪が降ると、
その投入口まで人力で雪を運び、
投入口に雪を流し入れ、除雪を繰り返します。
この流雪溝、のぞいてみると、
かなりの勢いで水が流れていますので
お気を付けください!
雪国ならではのルールも沢山あり。
流雪溝に大量の雪を投入してしまうと
溢れてしまい、
よそのお宅が浸水してしまうので。
流水溝には適度な雪を!
屋根の雪を除雪する「雪おろし」は
誤って転落する事もありますので
必ず近所の人と声を掛け合い、
単独では行わないこと!などなど。
新潟県では除雪ボランティア
「スコップ」の登録も行っています。
体力に自信のある方は、ぜひ新潟で
爽やかな冬の汗をかいてみませんか?
(BSNラジオ 『大杉りさのRcafe』
パーソナリティー 大杉りさ)
■SBC 信越放送から
『残したい!伝統料理 』
あっと言う間のお正月からもうすでに
来月の節分に様変わりした世の中に
なかなか追いつけずにいます。
今回ご紹介の伝統料理。
長野県飯山市から北に・・・。
木島平村・野沢温泉村・栄村の
奥信濃で食べられるお料理です。
皆さんは、お正月のおせち料理の中に
大根とにんじんで作った
なますはありましたか??
長野県には、長野県でしか食べられていないのでは??
というおせち料理は数々あります。
その中でも私にとって
とても身近な芋なますをご紹介します。
この芋なます。
ジャガイモを針の様に細く切り。
でんぷん質がぬけるまで水に浸し
透明感が出てきたところで、
フライパンで酢・砂糖を加え
さっと炒めたら出来上がり。
これが!
ちょっと酢の物が苦手な方でも食べられる
本当においしい伝統料理です。
実は、長野市出身の私も結婚し、旦那さんの実家に
お邪魔するまで知らなかったお料理でした。
もともとは、精進料理として
お寺などで食べられていたそうですが、
大勢が集まる冠婚葬祭で
大皿に盛られだされるようになってから、
お客さんの集まる時のおもてなし料理として
親しまれるようになりました。
今年のお正月も大根なますのとなりに
見た目はそっくりだけどジャガイモで作った
芋なますが我が家の食卓に並びました。
ちなみに!
長野県では、
おせち料理は12月31日に食べてしまうんです。
これも県外の方に驚かれる長野あるあるでした。
(SBCラジオ パーソナリティー 竹井純子)
■YBS 山梨放送から
『羊とぶどう畑?』
みなさん、2015年あけましておめでとうございます。
今年の干支は“羊(未)”。
山梨県はワインが有名ですが、
まるき葡萄酒というワイナリーのぶどう畑には
羊が9匹もいるんです。
この羊たちは、ただのペットではないんですよ。
ぶどう畑の草を食べ、糞が肥料になり、
畑を歩いて土を耕してくれているんです。
2013年の10月にやってきたこの羊たちは、
毎日畑をパトロールしてくれています。
一番大きな男の子の名前は「ナポレオン」。
お姉さん羊3匹はそれぞれ
「ジョセフィーヌ」「シャルロット」「マリアンヌ」。
羊は3時間しか寝ないことから、
3時間しか寝ないと言われていた
ナポレオンの名前を付け、
お姉さん羊3匹の名前は、
ナポレオンの愛した女性の名から
付けられたそうです
去勢済みの男の子2匹はそれぞれ
「マツコ」と「ミッツ」・・・。
それから子羊3匹は「ユキ」「太郎」「次郎」。
みんな広いぶどう畑の真ん中で
仲良く暮らしています。
畑のぶどうをたまに食べてしまうのが、
ワイナリーの方々の悩みのようです。
羊たちの協力のもと育ったぶどうは、
現在ワインの製造途中です。
山梨に来た際には、
まるき葡萄酒のワインを探してみて下さいね。
(山梨放送 スコーパーキャスター 大澤真依)