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ちょっと足をのばして 【2014年12月27日】
■YBS 山梨放送から
『武田信玄公銅像お身拭い』
山梨県の玄関口、甲府駅の南口には
県民のほとんどの方が知っている
大きな“武田信玄公の銅像”が鎮座しており、
甲府駅を利用する方や
訪れる観光客の皆さんを出迎えています。
今年も残りわずかとなり、
先日、その武田信玄公像の
1年間の汚れを洗い流し、新年に備える
「お身拭い(おみぬぐ)い」が行われました。
甲府市役所の公園緑地課の方々が梯子をかけ、
台座部分を含めて高さ約6メートルもある銅像を
デッキブラシやハンドブラシを使い
手作業で磨きあげると銅像はピカピカに。
甲府駅前に45年間どっしりと構える武田信玄公像。
右手に軍配、左手には数珠を持ち
どっかりと腰をおろしています。
戦国時代の名将にふさわしい堂々とした姿は、
山梨県民の誇り。
市役所の方々も
きれいになった信玄公像を見てもらえるよう、
張り切って作業をしていました。
年末年始で山梨に観光で訪れる方、
帰省される方、
「お身拭い」で、一層威厳を増したであろう
甲府の顔、山梨の顔を
ぜひご覧ください。
(山梨放送 スコーパーキャスター 原 厚美)
■BSN 新潟放送から
『おもいやり』
暖冬の予想でしたが、今年の新潟市は
毎週のように大雪が!
積もっては消え、積もっては消え
という感じですが。。
雪には慣れていると言えども、
一晩に30センチ程積もってしまうと、
朝から雪かきの為に早起き、道路は渋滞と、
時間に追われてしまいます。
余裕を持って行動したいものですよね。
さて、新潟市では毎年降雪シーズンになると、
街のあらゆる所に青いスコップが登場します。
スコップの脇には
「おもいやりのひとかき運動」の立て看板。
こちらのスコップ、
目の前の雪を「ひとかき」して
歩道を歩きやすくしましょう!
という取り組みなのです。
バス停の前や、横断歩道前に設置されている事が多く。
皆さんの「ひとかき」をそそります。
冬は、歩道にも雪が積もり、
車道を歩く方も増えます。
横断歩道や交差点に設置されている点字が
雪に埋まってしまう事も。
皆さんのおもいやりの「ひとかき」で
多くの方に安全安心を届ける事ができるのです。
1980年代に始まったこの取り組み、
今では約250カ所に青いスコップが設置されています。
大雪の日には「おもいやり」
新潟発の
寒い日の温かいお話でした。
皆様、よいお年をお迎え下さい。
(BSNラジオ 『大杉りさのRcafe』
パーソナリティー 大杉りさ)
■SBC 信越放送から
『国宝善光寺 』
今年1年を振り返ってみると
長野県は本当に災害の多かった一年でした。
11月22日に起きた
長野県北部を震源とする大きな地震では、
白馬村・小谷村で大きな被害があり、今なお、
避難生活をおくられる方々もいらっしゃいます。
長野市内でも大きな揺れにによって
「国宝善光寺」の灯篭のおよそ9割が倒壊。
年末年始の参拝に間に合うようにと
急ピッチで修復の作業が行われています。
すべての個所を修復するのには
まだまだ時間がかかる様子でしたが、
来年行われる7年に1度のご開帳までには
回復したいそんな思いが伝わってきました。
善光寺地震(1847年)以来の大きな被害が出た鐘つき堂。
石垣の部分が大きく破損し
このままでは除夜の鐘つきができないので、
鐘楼を移動し行われることが決まりました。
自然災害の恐ろしさを
改めて考える1年になりましたが、
2015年 未(ひつじ)年に明るい希望をいだきつつ・・・。
今年の締めくくりをしっかりとしていきたい。
そんな思いでいっぱいです。
(SBCラジオ パーソナリティー 竹井純子)
2014年12月27日