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2月9日 中島信也さんの名言

中島信也さんの好きな言葉
 
    『明るく仲良く気持ちよく』
 
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(画像をクリックすると拡大します)
 
現場の、ひとつのテーマなんです。
よくスポーツをやっている方も
「楽しむ」とおっしゃってますけど、
楽しいかどうかは微妙なんですよ。
むしろ苦しいことが多いですね。
いろいろな苦しみが渦巻いている現場なんですよ。
いろんな広告主さん、広告会社さん、
作り手、スタッフ・・・
思惑がみんな違うんで、
渦巻いている“人間交差点”になっているわけですけどね。
 
ここの中で、楽しむのはしんどいんですけど、
“明るく”やることはできますね。
みんなで“仲良く”やることもできる、と。
あと、終わった時の
“気持ちよさ”を求めたいなと思ってるんです。
 
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気持ちよく終わる――
やっぱり意地を張ってると…
気持ちの悪い終わり方になると、ずっと残るんですね。
ちょっとでもいいから
“気持ちよく終わろう”っていうことになると、
八方うまくいくように……
ただ、僕の下にいる、直属のヤングたちは
ずいぶん傷ついてると思いますけれども…
ゴメンね、この場をお借りして
お詫びしておくけど、
皆さん、スタッフも広告主さんも
「気持ちい現場だったな」というのがあると、
コマーシャルに絶対出てくるんですよね。
作られたものに。
 
弘兼 「番組制作にも共通するものがありますね」
 
特に演者さんは
場の雰囲気によって変わってくるので、
僕らがすごくいいまとまり
現場を作ってると、
すごく演技に跳ね返ってくるんですね。
 
(現場の)スタッフがすごく“厳しい状態”だと
「自分もやりにくい」と言われる方も
けっこうおられるんで、
気持ちよくしていくっていうのが
すごく大事かな――と。
 
特に終わった後「気持ちよかったな」という
現場でありたいな、と。
しんどいんですけどね。
しんどくて苦しいし、大変なんですけど、
終わってみれば
「気持ちよかったな」という形は
なんとかできるかな、ということを
僕は心がけているんですけどね。
 
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石川 「似顔絵と合わせて
     毛筆で書いてくださいました」

 
“毛筆”って“毛”を使ったという…
 
石川 「すいません!言ってはいけないことを(笑)」
 
弘兼 「今、地雷をドッカーンと踏んでしまいました(笑)」
 
いえ、とんでもないです。
ありがとうございます。
感謝します。
  



 この日ツイッターで
 リスナーの方からアドバイスを求める
 ツイート(リプライ)をいただきました。

 
この春、美大からCM制作会社に就職する娘に、
是非ともアドバイスを下さい。

 
しっかりと修業を積んでいただきたいな、
と思うんですけども…、
“楽しいか”というと、
楽しくなるには時間がかかると思いますけれども、
みんなで“面白く”仕事に入っていける
世界だと思うんですね。
ある程度、経験が必要で、
最初からチヤホヤはされないと思うんですけど、
そこの時期を超えていくと、
独特のクリエイティブの世界なんですよね。
 
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ラジオにはラジオのクリエイティグ、
漫画には漫画の世界があるように
やっぱり“CMの世界”というのがあって、
その中でルールとマナー(を守って)
それと経験を積んでいくと、
これは面白くなっていく――と。
間違いなく面白くなっていくんで、
しんどいと思いますけども、
辞めずに、続けていただきたいなと思いますね。
辞めないことがポイントやと思いますね
 
僕、30年辞めたことないんでね。
もうボチボチ30年なんですけどね。
 
弘兼 「会社も入ったまま、定年を迎えるという
     今の時代では珍しいことに
     なるかもしれませんね」

 
(会社に)入ったまま、
珍しいことになってきてますね、ホントに。
どんどん髪の毛が抜けていくんですけど。
 
石川 「常に“オチ”はそこなんですね。
     サービス精神旺盛でいらして・・・」

 
とんでもないですけどもね。

2013年02月09日