614
5月26日 昭和の文房具特集! ゲスト:志村章子さん、町田 忍さん
◆テーマ 『 懐かしの 文房具特集! 』
この日は、昭和の教育・文化を支えた
“ガリ版”をはじめ、懐かしい文房具を特集。
ゲストにガリ版文化研究者・志村章子さん、
そして団塊倶楽部ファミリー
庶民文化研究家・町田 忍さんをお招きしての
懐かしの文房具談議は、リスナーの皆さんからも
数多くのメッセージをお寄せいただき、
スタジオが昭和の香りに包まれた2時間となりました。
▲石川アナが手にしているのは
志村さんの著書『ガリ版ものがたり』
(画像をクリックすると拡大します)
■ガリ版
志村 「やさしい感じがしませんか?」
志村章子さん、町田 忍さん、
そして弘兼憲史さんは
3人そろって文芸部。
ガリ版は詩集を作る際にも使われました。
この日、志村章子さんはガリ版の簡易印刷機を、
町田 忍さんは、
学生時代にガリ版印刷で作った詩集のほか
懐かしい文房具の数々を持参してくださいました。
町田さんはかつて警察官でしたが
当時の「給料袋」もガリ版印刷。
志村 「もっとも謄写版が使われたのは官公庁。
全部ガリ版だったんです」
弘兼さんはガリ版による印刷よりも
次第に“給料明細の項目と単価”へと興味が移り・・・。
また、テレビアニメ『サザエさん』の台本が
2009年までガリ版印刷だった――
というエピソードもご紹介しました。
■筆箱・消しゴム
◆「筆箱」の話になると、やはり“この商品”の話題に。
1960年(昭和40年)に
“象が踏んでもこわれない”というキャッチコピーで
サンスター文具から発売され大ヒットした
『アーム筆入』。
『アーム筆入』に関しては、
番組をお聴きのリスナーの方からも
たくさんのメッセージをお寄せいただきました。
なお、今も『NEWアーム筆入』として販売されています。
文房具は、機能性と共に
“遊び”の要素が進化を遂げ、
筆箱は“鍵付き”“電子ロック式”が登場。
昭和後期は、ボタンを押すと
いろいろなところが“飛び出す筆箱”も人気を集めました。
◆「消しゴム」に関して投稿が多かったのは
“匂い付き消しゴム”。
カレー消しゴムを学校に持っていったところ
匂いがキツく、クラスメートから不評だった
というエピソードをご紹介すると・・・
弘兼 「いい匂いの消しゴムより、
臭い消しゴムがあったら集めたいです。
“加齢臭消しゴム”がいいですね!
『オヤジの匂いがするな』 という
消しゴムがあったら欲しいです」
町田 「“加齢臭”いいですね!」
弘兼さん、町田さんの意見が一致。
二人の“オヤジ”は
いまだに少年の心を忘れていません。
◆ペンと消しゴムの強力タッグ“スーパーカー消しゴム”
「スーパーカー消しゴム」が人気を集めると
同時に、このスーパーカーで弾いて、
より遠くに飛ばすための道具として
ノック式ボールペンが愛用されました。
■昭和 × 平成 新旧 文房具
▲BONナイフの話題も
▲現在発売されている文房具
■「団塊タワー」が ガリ版印刷に
弘兼憲史さんがこの日のために描いたイラストがこちら。
「団塊タワー」の ゆるきゃらと
弘兼憲史&石川真紀。
こちらはまだ下書きで、
後日、ガリ版印刷を行ってプレゼントいたします。(抽選)
■志村章子さん、町田 忍さん 最新刊情報
◆志村章子さんの最新刊
『ガリ版ものがたり』(大修館書店/税込2,520円)
◆町田 忍さんの最新刊
『東京ディープぶら散歩』(アスペクト文庫/税込700円)
■お送りした曲目
◆スカイ・ハイ / ジグソー
(弘兼セレクション)
◆スシ食いねェ! / シブがき隊
(弘兼セレクション)
◆エンピツが一本 / 坂本九
◆青い影 / プロコル・ハルム
(町田忍さんのリクエスト)
◆忍者部隊月光の歌 / デューク・エイセス
(RN・ラジコ ガ ガさんが初めて買ったレコード)
◆明るい未来 ~シングルバージョン~ / 嘉門達夫
◇志村章子さん、町田 忍の名言・好きな言葉(PC版)はこちらをご覧ください。
◇過去の放送レポート バックナンバー(PC版)はこちら
2012年05月26日