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11月26日 石川真紀 放送後記

◆ゲスト:梅沢富美男さんの回◆
 
名曲「夢芝居」が発表された1983年当時、
9歳だった私は、
弟と2人で、よく‘夢芝居ごっこ’をして遊んでいました。
 
とは言え、
子どもに男女の機微など理解できるはずもなく、
ふるさと秋田では冬の必需品である丹前を身に纏い、
姉弟そろって、
ただ単に、「男と女~♪」と歌い踊っていたものでした。
 
「夢芝居」の歌い手さんが男性であることを知ったのは、
私が、もう少し成長してからのこと。
 
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月日が流れ、年齢的には立派な大人になった私にとって、
‘女形を演じる際も、心は男性のままである’
という梅沢さんの言葉が、
ストンと胃の腑に落ちた瞬間、
感慨深いものがありました。 
 
家庭において父親と母親が担うべき役割や、
多大なるサービス精神、
周囲へ注ぐ愛の深さ ―
 
どれだけ先進し、近代化したとしても、
重んじられるべき大切なことを語る梅沢さんの説得力、
そして、
‘梅沢さん’の時も‘女形’の時も変わらない男らしさが、
胸に響く放送となりました。
 
女性らしさとは、意識すること。
私も心がけてみます。
  
 
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2011年11月26日