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11月26日 ゲスト:梅沢富美男さん
◆テーマ 『 一生、女形を演じ続けたい
―― 梅沢富美男 』
この日のゲストは、
今月61歳の誕生日を迎えたばかりの梅沢富美男さん。
1歳7か月での役者デビューから、今なお続ける“女形”、
ヒット曲『夢芝居』誕生の裏話、
そして地元・福島をはじめとする被災地の復興について
時間の許す限り伺いました。
■梅沢家の約束
Q.梅沢さんは家では亭主関白?かかあ天下?
梅沢 「亭主関白ですね」
子が父親を嫌う原因は
「奥さんが、子どもの前で旦那の悪口を言うから」と語る梅沢富美男さん。
梅沢 「うちでは、子どもの前では
お父さん、お母さんの悪口を言っちゃいけない約束があります」
弘兼 「昭和の父親って『お父さんは偉い』と
“お風呂は最初”“おかずが一品多い”――
という感じの家が多かったですよね」
梅沢 「文句を言うんだったら、二人っきりの時にやればいいんです。
オヤジからの教えがあったので、
うちの家庭はそのようにしています」
石川 「弘兼さんのお宅はいかがですか?」
弘兼 「まぁまぁ、いろいろ(苦笑)」
■人生相談
Q.人生相談で回答に困ったことは?
梅沢 「一番困ったのは“男と女”の問題ですね」
以前、ブログで投稿者の悩みに答えていた梅沢富美男さんが
相談内容の中で、回答に困ることが多いのは
“男女間の人間関係”の相談。
中でも「別れるべきか、別れないべきか」を
相談されるケースが最も困るそうです。
梅沢 「今の子って、
後ろから背中を押されないと何もできない子が多いんですよ」
石川 「『別れるべきかどうか』と聞いてる段階で
決心の一歩手前くらいですよね。
『どうしたらいいでしょうか』の段階じゃないですもんね」
梅沢 「『別れたいんですけど、どうでしょうか』というんだったら
話はわかるんですけど、
『どうしたらいいのかな』とフラフラしてるんだったら
“もう一度考え直してみたら”という言い方はしますけどね」
■東北復興へ――正しい情報と迅速な支援を!
梅沢富美男さんは東日本大震災で被災した福島県出身。
コンサートで使用する4トントラックで直接、救援物資を届ける
復興支援活動のほか
食品メーカー22社、宮城、岩手、福島の3県などが共同で
3年間にわたり復興支援を行う
「東北かけはしプロジェクト」にも参加しています。
震災発生直後には、ブログに
『助けてください、赤ちゃんのミルクがないんです』と
救援を求める声が寄せられたことから
梅沢さんは、全国のメーカーに電話で
商品を売ってもらうべく、要請しますが・・・返事は「NO」。
また、被災地で目撃したこととして、
救援物資が届いているにもかかわらず
命令が下りてこないがために
避難所に運ぶことができない自衛官の苦悩・・・。
このような“決まり”に縛られ
人道優先の迅速な行動ができない社会の仕組みによって
復興への道が妨げられていると痛感――。
梅沢 「なんでそんな簡単な事ができないんだ!
“上のハンコがいる”“誰かを通さないとできない”――
そんなシステムを作っている『行政』が間違いだと思います。
現場にいる人、経験した人に権限を与えないと」
梅沢さんは、東北の農産物・海産物の中で
安全性に問題のないものに関しては、正確な情報発信し、
広くPRすることが行政の役割――と強い口調で指摘。
弘兼 「変な話だけど、飲みに行った時に日本酒があると
東北の酒から飲むか――ってなるんですよね」
梅沢 「そういう気持ちがあるかたが
まだ日本にいるって、大事なことだと思うんですよ」
■梅沢富美男さんの最新情報
梅沢富美男さんの最新情報は
株式会社 富美男企画 ウェブサイトでご確認ください。
■お送りした曲目
◆淋しいのはおまえだけじゃない / 西田敏行
(弘兼セレクション)
◆夢芝居 / 梅沢富美男
(弘兼セレクション)
◆秋蛍 / 梅沢富美男
◆燃えよドラゴン
(RN・midnight blue trainさんが初めて買ったレコード)
◆少しは私に愛を下さい / 小椋 佳
(小椋 佳)
◆traveling / 宇多田ヒカル
◇梅沢富美男さんの名言・好きな言葉はこちらをご覧ください。
◇過去の放送レポート バックナンバーはこちら
2011年11月26日