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5月28日 石川真紀 放送後記
◆ゲスト:岡村喬生さんの回◆
舞台上で見せる、
重鎮、精神的支柱、全体を総括する存在感は、
そっくりそのまま、岡村喬生さんのパーソナリティそのものであると拝察します。
その一方で、
今もなお、舞台に立たれる際には、緊張感と闘っていらっしゃるとのこと。
高校時代までは習った音楽は校歌くらいだった岡村さんが、
新聞記者を目指して進んだ大学で、
ご友人の誘いを受けて歌の道に出会う過程と、
音楽好きなお母さまの影響を
幼い頃からしっかりと受け継いでいらしたことが、
岡村さんの今日を形作っていると知り、
どんな道も、天賦の才能と歩む人の心こそが
本物へ導くと確信します。
79歳という年齢が信じられないのは、
おそらく、
好きで歩んでいる道があることと、
そこへ傾け続ける熱意の効果であると言えるでしょう。
8月にイタリアで初演される
「新国際版・蝶々夫人(マダマ・バタフライ)」のご成功、お祈り申し上げます。
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2011年05月28日