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12月4日 ゲスト:八代亜紀さん
◆テーマ:『デビュー40周年
八代演歌は、ああ 今日も心で
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「浪曲とジャズのコラボって
想像できない感じがしますね」(弘兼)
“八代演歌”の原点は浪曲とジャズをかけあわせたもの――。
お父さんの浪曲やスタンダードジャズを子守唄にして育ち
今年 デビュー40周年を迎えた八代亜紀さんをお招きして
歌手デビューから、苦難の時代を乗り越え
次々にヒットを飛ばすまで・・・
そして“画家”としての活動について。
男性から女性への愛の伝え方――弘兼憲史さんの恋愛事情については
厳しく追及する場面も見られ、明るい笑顔に包まれながらの2時間でした。
また、番組後半には大好評企画がグレードアップして登場。
八代亜紀さんの深層心理が浮き彫りに・・・!!
■父親との衝突・・・ そして歌手デビュー
「父譲りのDNA」から“絵描きさんになりたい”という想いを秘めていた八代亜紀さんは
家族を支えるお父さんを助けたい思いから
一流のクラブシンガーになって稼ぎたい――と考えました。
歌は好きでも、人前では歌うことができない性格だったため、
シンガーへのステップアップのためにバスガイドに。
そして、父に内緒で受けた地元のクラブのオーディションに合格しますが、
3日後にはバレてしまい「不良になった」と叱られます。
16歳の八代亜紀さんが父に返した言葉は ひと言「父さんの子だから」。
八代 「言われたお父さんを見上げたら・・・泣いてました。
それから一週間、寝込んじゃって・・・
(最終的には)勘当されました」
上京後、銀座でスカウトされ『愛は死んでも』でレコードデビュー。
しかし、マネージャーもつかず たった一人で
レコードをぎっしり詰め込んだトランクを手に地方を回る日々・・・。
“亜紀が苦労しているらしい”と伝え聞いたお父さんは
「亜紀をしからなければよかった」と涙したそうです。
八代亜紀さんが実体験から学んだ親子の交流についてはこちらをご覧ください)
■歌唱賞受賞が大きな励みに! 『なみだ恋』
10週勝ち抜くと歌手デビューの道が開くオーディション番組「全日本歌謡選手権」。
すでに歌手デビューしながらも、ヒットに恵まれなかった八代亜紀さんは
「10週勝ち抜けなければ歌手を辞める」と
“背水の陣”の覚悟でチャレンジを決意。
審査員に「“モノマネ”と言われるのが一番ダメ」と考え、
男性の歌を選んで勝ち進むと、最終10週目は『愛は死んでも』で見事勝ち抜きに成功!
そして1973年、『なみだ恋』をリリースすると
レコード売り上げは120万枚の大ヒット!
第15回 日本レコード大賞では歌唱賞を受賞――。
上下関係の厳しい芸能界を生きる上で、
新人でありながら“歌唱賞”受賞という高い評価を得られたことが
励みになったそうです。(詳しくはこちらに掲載)
■2行でヒットを確信! 『舟唄』
八代亜紀さんは1979年に発表した『舟唄』で
初めて男性の視点に立つ歌にチャレンジ。
当初、レコード会社の意向から、
それまでの楽曲とは違う“女心”の歌を制作するはずでしたが、
作詞を依頼された阿久 悠さんは書いても書いてもOKを得られず・・・
「もうこれしか書けない!」と提出したのが“男歌”の『舟唄』。
八代 「2行読んだだけで大ヒットすると思いました」
弘兼 「何にも“なくていい、なくていい”と
メチャメチャ“ロマンティスト”ですよね」
八代亜紀さんが「歌手冥利に尽きる」
弘兼憲史さんが「映画史に残る名シーン」と語るのが
1981年公開の高倉 健さん主演映画『駅 STATION』。
高倉健さん演じる刑事と、倍賞千恵子さん演じる赤提灯「桐子」のママが
二人きりの店内で会話を交わすことなく、
テレビから「NHK紅白歌合戦」での『舟唄』が流れるシーン・・・
弘兼 「あのシーンは最高ですね」
八代 「出会い、恋愛中、最後 別れのエンディングで使えわれて
すごい『舟唄』の使われ方で、うれしいですね」
■ギャップを大切に! 『雨の慕情』
1980年発表、第22回レコード大賞受賞曲『雨の慕情』の
♪雨 雨 降れ降れの“振り”は自然に生まれたもの――。
弘兼 「カラオケに行ったら、全員右手はこうですね」
また、石川真紀ぴょんは子どもの頃の思い出として、
♪わたしの いい人 連れてこいの「いい人」とは“誰”なのか?――という
疑問を母親にぶつけ困らせていた過去を打ち明けました。
弘兼 「今はわかるでしょ?」
石川 「今はいい加減、わかりますけどね(苦笑)」
八代 「でも(『雨の慕情』の歌詞は)深い。
“膝の重さ”を覚えてるんですよ。意味わかりません!(笑)」
◆『雨の慕情』歌い方講座
番組恒例、石川真紀ぴょんが(個人的に)聞く“歌い方講座”『雨の慕情』編。
石川 「カラオケで歌う時のワンポイントアドバイスをいただけますか」
◆ 前半は悲しい感情で歌う
◆ ♪雨 雨 降れ降れ は明るく歌う
八代 「ギャップがすごい。うまく聴こえます。
この2つだけ覚えておけば大丈夫です」
■八代亜紀さんの番組出演を終えて
この日の放送は、このほか画家としての活動についても伺い、
さらには数多くお寄せいただいたリクエストにもお応えして代表曲の一部、
40周年記念曲『一枚の
40周年記念オリジナルフルアルバム『人生の贈り物』の中から
時間の許す限りたっぷりと“八代楽曲”をお楽しみいただきました。
また、ゲストの意外な素顔を垣間見ることができて大好評の
『団塊ホームルーム~ゲスト・クエスチョン』はパワーアップして
従来の10個の質問に加え、
12時台にも +5問の「ゲスト・クエスチョン 2nd. SEASON」を実施。
(質問と回答はこちら)
“絵”を描く者同士として弘兼さんの作画に興味津々 作品に見入る八代亜紀さん
八代亜紀さんの最新情報は 八代亜紀オフィシャルホームページをご覧ください。
■お送りした曲目
◆クライ・ミー・ア・リヴァー / ジュリー・ロンドン
(弘兼セレクション)
◆一枚の
(八代亜紀40周年記念シングル)
◆なみだ恋 / 八代亜紀
◆舟唄 / 八代亜紀
◆雨の慕情 / 八代亜紀
◆別れの一本杉 / 春日八郎
(RN・演歌大好きさんが初めて買ったレコード)
◆人生の贈り物 / 八代亜紀
(八代亜紀40周年記念アルバム『人生の贈り物』より)
◆あの頃に戻って / 八代亜紀
(八代亜紀40周年記念アルバム『人生の贈り物』より)
八代亜紀さんの名言・好きな言葉はこちらをご覧ください。
2010年12月04日