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11月13日 石川真紀 放送後記
◆ゲスト:喜多條 忠さんの回◆
両親の新婚当時にヒットし、
学生時代には神田川沿いに住んでいた私にとって、
「神田川」は印象深い楽曲。
その頃の楽曲制作、
そして、
文化放送で放送作家をされていた際のエピソード、
その後の私生活での波乱、
現在、取り組んでいらっしゃる新しい演歌の形について、
ひとつひとつ丁寧に語り聞かせてくださる
喜多條さんの佇まいとお声の響きに、
人物の歴史と日本の音楽史とを立体的に思い起こしながら、
私自身、
ラジオの味わいを再認識するひとときとなりました。
喜多條さんが仰る
「作り手と聞き手が、
この人が歌ってくれてよかったと思える歌手」との表現。
放送作家さん、各役割を担うスタッフさん、
マイクの向こうのリスナーさんが、
他にもたくさん楽しい事象がある中で、
文化放送に、団塊倶楽部に縁があって
聞いてくださっている、集まってくださっている皆さんに、
少しでも良い時間をお届けできたなら、
放送に携わる1人として至上の喜びです。
‘現実を超える想像’、
‘全てを映さない鏡’、
‘色のイメージ’。 ―
心に留めながら、
乃木坂、神田川、闊歩してみましょう。
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2010年11月13日