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10月2日 ゲスト:湯本博文さん
◆テーマ:『“学研のエジソン”湯本博文の
昔懐かし~い理科学実験講座!』 ◆
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ゲストは、学習研究社(現・学研ホールディングス)入社後、
学年別科学雑誌「○年の科学」シリーズの企画・編集に携わり、
独創的・画期的な“付録”を次々と開発――
これまでに企画や開発を手掛けた付録教材は数百点にのぼる
“学研のエジソン”湯本博文さん。
スタジオは様々な実験道具が運び込まれ・・・
科学実験室に早変わり!
陽の目を見なかった幻の付録――
ボツになった、そのワケは・・・?
また、生放送中の実験は・・・
まさかの失敗あり、大成功あり・・・
興奮とノスタルジーに包まれて
小学生時代にタイムスリップ――。
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■失敗あり、成功あり・・・懐かしの付録
ピーク時には2誌合計670万部を発行――
小学生の3人に一人が購読していた「科学」と「学習」。
この日は、湯本博文さん自身が小学6年生の頃――
1965年の「6年生の科学」の付録を持参していただきました。
◆アルコールランプの試験管セット(アルコールランプは紛失)
3才上のお姉さんの理科の教科書を見て
“電気分解”の実験をした――という湯本さん。
生放送中のスタジオで、実験を再現していただきました。
⇒ ⇒ ⇒ 試験管の先端に水素がたまり・・・
⇒ ⇒ ⇒ 湯本 「あれ?!」
ヒュッと火がつくはずでしたが・・・失敗――★★★
湯本 「いろんなことが起こるのが実験なんです」
◆水レンズ
湯本 「水レンズが付録についた時も、とっても嬉しくて・・・
見かけは透明なただのプラスチックケース――。
これを水の中で合わせると・・・」
石川 「目が大きくなった!!」
◆スーパー映写機
1990年、湯本さんが、編集長に就任後、最初に手掛けられた付録――。
白いTシャツを着た自分自身が“スクリーン”となって
人体の内臓・骨を映し出される・・・!!
湯本 「遊びながら、体の秘密がわかるんです」
■ここで弘兼さんが気になったポイントは・・・原価
湯本 「商品としては900円――。
正直言って、本誌よりも付録の方がお金がかかっていました」
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■失敗作
「失敗作の方が多いんです」(湯本)
月に一度の会議に向けて新たな付録の準備を進めたものの・・・
“ボツ”となってしまった幻の付録をお持ちいただきました。
◆色水とんかち
・中には「すりこぎ・すり鉢」
・そこに「朝顔の花びら と 水」をセット
・叩くと、内側のすりこぎが回転
・花びらを絞り出し、色水を作る
・さかさまにすると、
フェルト部分が色水が染みてペンに
・その後、お酢や石鹸を塗ると
酸アルカリ反応で色が変化
しかし・・・『色水を作るのに、なんでとんかちじゃないといけないんだ?』
『とんかちは叩くものだから、ケガをする』
『高級なテーブルを傷つける』――と指摘され・・・ボツに。
◆生きている 昆虫図鑑(3ページ)
・1ページ目:巣
砂が入ったページにアリを入れ、
アリの巣工事の様子を観察
・2ページめ:迷路
“相手=アリの身になって考える”ため・・・
働いた後は、迷路で頭の訓練をしてもらう
・3ページ目:アスレチックジム
頭を使った後は、体も使って、バランスを――。
しかし・・・『なんでアリにアスレチックジムが必要なの?』
――の声の前に・・・ボツ。
弘兼 「アリにとっては、いい迷惑かもしれない(笑)」
石川 「楽しそうじゃないですか。高級マンションみたいですよね」
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■板橋区立教育科学館
番組後半では、学研教育出版が板橋区から運営を委託され、
湯本博文さんが“名誉館長”を務める
『板橋区立教育科学館』(東京・板橋区)から
番組初登場、文化放送・石田絵里奈アナウンサーがリポート!
科学指導員・丸岡陽子さんに
数多くのプログラム・展示の中から“オススメ”を一部ご紹介いただきました。
■プラネタリウム
一般投影(有料)/星空散歩(無料)/子供向け投影(無料)などのほか
月に一度、テーマを決めて詳しく解説する『特別投影』(無料)
夜、実際に板橋の星空を観察する『星を見る会』(無料)などが人気。
■大きな竹トンボ
石田 「50~60センチのプロペラの大きな竹トンボがあります。
ハンドルを回すと、重りが上がっていき・・・
すごい!竹トンボが2メートルの高さに飛びました!!」
丸岡 「竹トンボの下に滑車と重りがついていて、
重りが上に上がって、下に落ちるエネルギーを
飛ぶエネルギーに変えているんです」
※詳しくはこちらをご覧ください。(学研科学創造研究所のサイトにジャンプします)
■水道管で作ったパイプオルガン
同じ太さで、長さの違う水道管が9本並び、
端はL字型に曲がって上を向いています。
そこをスリッパで叩くと・・・
パイプの長さによって、異なる音色を奏でます。
(長いパイプ=低いド)→ (短いパイプ=高いド)
ここで石田アナウンサーが文化放送のステーションソング
“QRソング”の演奏にチャレンジ!
演奏中、スタジオからは失笑が漏れますが、サビ部分を完奏。
弘兼 「この曲を知ってる人は『そうだな』とわかりますが
初めて聴く人は、なんだかわからなかったでしょう(苦笑)」
■ふしぎな部屋
子供たちに大人気のコーナーがナナメに作られた「ふしぎな部屋」。
まっすぐ立っているつもりでも・・・・・・アレレ?!?!
三半規管=耳から受けた情報と、
目で見た情報の“食い違う”ことで脳が混乱を起こします。
石田 「真っすぐ歩けない状態なんですけど・・・
違う重力が掛かっているような感じがします」
丸岡 「床がナナメになっているだけではなくて
その周りの壁、窓、柱などもナナメになっているのがポイントです」
※「パイプオルガン」「ふしぎな部屋」について詳しくはこちら
◆板橋区立教育科学館◆ 板橋区常盤台4-14-1 / TEL:03-3559-6561
開館時間:午前9時~午後4時30分(夏休み期間は午後5時まで)
展示室利用時間 平日:午後1時~午後4時30分
休日:午前9時~午後4時30分(夏休み期間は午後5時まで)
休館日:月曜日(祝日にあたる場合は、その翌日)※学校休業期間は除く
年末年始(12月29日~1月3日)※その他、臨時休館日有り
入館料:無料(一部有料プログラムも有り)
交通:東武東上線上板橋駅北口下車 徒歩5分
ウェブサイト:こちら
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■エジソン式コップ蓄音器
大人向け学習雑誌『大人の科学マガジン』で取り上げ、大評判になった科学キットが
「エジソン式コップ蓄音器」――。
底の方に木綿針を貼り付けた紙コップ――。
このコップに向かって喋ると、針が震える――。
セットされた透明のスチロールコップが回転――。
振動が伝わると・・・自分の声が録音される――というもの。
弘兼 「これで本当に音が出るんですか?!」
湯本さんは説明をしながら、その場で実験!
湯本 「(コップに向かって)これから録音の実験をします。
♪ ポッポッポ 鳩ポッポ ~
みんなで仲良く食べにこい ♪ ・・・以上」
声による振動で、回転するスチロールコップに“溝”が刻まれ、
巻き戻し・・・溝に針を走らせて再生すると・・・
・・・見事成功!!
湯本 「コップに傷がついて、ここに私の声が入ったわけです」
弘兼 「これは子供は喜ぶでしょうね!」
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■おまけ
今年5月に発行された『永久保存版 ふろく百科 もう一度見たい!科学と学習』では
1965年~1994年の“学年別人気付録”や“歴代人気付録”ベスト10などを特集。
石川真紀ぴょんは
放送前夜、その付録――
暗闇で光る“人体の骨格モデル”を作成。
石川 「楽しいんです、これ♪
子供の頃から作るの大好きで・・・♪♪」
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■お送りした曲目
◇大学祝典序曲 / バイエルン放送交響楽団
(弘兼セレクション)
◇誰もいない海 / 越路吹雪
(弘兼セレクション)
◇僕の先生はフィーバー / 原田潤
◇揺れるまなざし / 小椋佳
(湯本博文さんのリクエスト)
◇スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス(映画『メリー・ポピンズ』から)
(RN・モモタンさんが初めて買ったレコード)
◇シング / カーペンターズ
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湯本博文さんの名言・好きな言葉はこちらをご覧ください。