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6月5日 町田忍コラム『自転車』
自転車は今でこそ1万円ほどでも購入することができますが、
昭和30年代はまだ数十万円はしました。
もっぱら、運搬用などに使用する
黒く堅固な「実用自転車」が町中で見かけられ、
豆腐屋さん、紙芝居、納豆売り、氷屋さん、布団屋さん等に
盛んに使用されていました。
また、昭和40年前後からは
軽快車という、レジャー目的の自転車が
多く発売されるようになりました。
現在では、駅前の放置自転車が社会問題になる一方、
エコの観点からも自転車が見直されててきたり、と
何かと自転車が注目されています。
(左)昭和50年前後の自転車カタログ
(フラッシャー付自転車登場・安藤自転車製)
(右)私が昭和39年に購入した10段ギア付の自転車は
当時流行の「ドロップハンドル」
当時2万数千円(現在の約20数万円)もした
主に戦後から昭和30年代頃までの
実用自転車の前輪泥よけカバーの上に付けられていた
「風きりマスコット」はどれもかっこいいデザインであった
(これまで集めた写真は約150種記録)
2010年06月05日