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5月15日 柄本 明さんの名言
■大監督の「よーい、スタート」
『うなぎ』(1997年)、『カンゾー先生』(1998年)で
今村昌平監督の作品に出演している柄本 明さん。
『うなぎ』撮影時に
“大監督”今村昌平さんについて感じたことを語っていただきました。
『カンゾー先生』の前に『うなぎ』に出て
(今村監督作品への参加は)あれが初めてだったんですけど、
「よーい、スタート」っていう声を聞いたときに、
やっぱり できなくなりましたね。本番で。
テストの時は、わりと普通に「よーい、スタート」ってやってたんですよ。
(でも)本番の「よーい、スタート」を聞いたときに
「あぁ、やばい!」と思いましたね。
(今村)監督の本番の「よーい、スタート」ってすごいもんです。
その時、
「あぁ、この人に“みんな見られちゃう”」って感じですかね。
でも、すぐにお芝居をしなくちゃいけない・・・。
コンマ何秒という間に頭の中で「わー」っとアレ(整理)して、
で、結論として思ったことは・・・
「一生懸命やろう!」…みたいなね(笑)
弘兼 「黒澤明さんもそういう雰囲気なんでしょうね」
どうですかね。それぞれ監督さんにもよると思いますけど、
たいした「よーい、スタート」でした。
■監督に、自分がしたいと思わない演技を要求されたら・・・
自分の都合のいい方に考えますよね。
そこに、自分自身にとって都合の悪いことが起きたとしたら、
それは多分“チャンス”でしょうね。
自分が不利だと考えていたことと巡り合えることは
“チャンス”なんじゃないですかね。
自分の中に“何人もの自分”がいて、
新しい自分に会えるかもしれない――という。
弘兼 「深いお話ですね」
石川 「だんだん深くなりましたね」
■柄本 明さんの好きな言葉?!
『 ○ 』
弘兼 「柄本さんに描
“丸”ですね?!」
手で描いたんで、ちゃんと丸くないんですが・・・。
弘兼 「これだけキッチリ描ければ、たいした絵心です。
なかなか ○ はフリーで描ける人はいないです」
○を描いたつもりなんです(微笑)
なんとなく、その・・・、なんか“丸い”のがいいかな、と。
弘兼 「まさか石川さんの顔を見て?!」
なんかね、丸いのが いいんじゃないかなっていう・・・。
弘兼 「今までにないパターンですね。
これは芸術的ですね」
■柄本明さんの理想の異性像を芸能人で例えると…
キャサリン・ヘプバーンかな。
弘兼 「キャサリン・ヘプバーン!はいはいはいはい!
いいですね!!」
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