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4月3日 石川真紀 放送後記

◆ゲスト:杉田二郎さんの回◆

LIVEで歌を届けること、ラジオを通じて語りかけることを
こよなく愛していらっしゃる杉田二郎さん。

20歳代の頃にレコーディングされた音源
「戦争を知らない子供たち」の歌声の渋さはもちろん、
スタジオLIVEでご披露いただいた
「風に吹かれて」と「戦争を知らない子供たち」の
現在の歌声の低く大らかに響く歌声の包容力に酔いしれる
極上の2時間となりました。

ヒロカネ・セレクションとしておかけした
「再会」が女性の心を鷲掴みにした瞬間、
「男どうし」が
きたやまおさむさんと杉田二郎さんの
無二の関係を歌った楽曲であることへの感慨、
2月にリリースされた「ANAK(息子)~ニューバージョン~」と
カップリング曲
「あの歌を覚えているか」、
「前向きに倒れてみたい」に込めた念いを語る時、
杉田二郎さんの瞳にキラキラとした光が射し、
詩を、音楽を、
一人一人の心に日夜、大切に届けていらっしゃる様子が伝わってきました。

故・加藤和彦さんへの想いを公の場で語ったのは
この番組が初めてで、
杉田さん曰く、
「ようやく心の整理がついたということなんでしょう」と
宙を見つめながら静かに呟いていらしたことも、
僭越ながら記させていただきます。


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2010年04月03日