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4月17日 セルジオ越後さんの名言
■遊びの中で教育を!――セルジオ越後さんの子育て論
「自分は子供だったから子供になれる。
子供は大人になったことがないから、子供に大人になることを求めない」
著書には『セルジオ越後のコドモラル』(青龍社)などがあり、
“子育てのプロフェッショナル”でもあるセルジオ越後さんに、
『子育て』について伺いました――。
「鼻くそ」とか“子供が使う言葉”を使ったら、子供は喜びます。
こういう言葉を使うことで「先生」から「仲間」になる。
「仲間」になって、近くにいることで教育できるんです。
子供が僕を怖がったら、教育できない。
日本人は「鬼監督」と言われるのが好きなんですね。
でも、近寄ってこない子は教育できない。
「時間」「立場」を忘れて
「遊び」の一環でやれば、子供は伸びるんです。
だから(反対に)勉強が嫌いなんです。
“集合時間”を「1時」と言わずに
「12時59分59秒」と言うと、みんな笑って、必ず1時に来てる。
考えさせると、頭に残るんです。
弘兼 「勉強も、ゲーム的に遊ばせるような感覚でやると
どんどんやる――っていうのは聞いたことがありますね」
■“責任問題”にビクビクしている社会は異常!
練習中にボールが顔に当たって鼻血を出す――ということは
ひと昔前では、当たり前のことと考えられていましたが、
今の世の中、ささいなことでも「危険!」と大騒ぎに・・・。
子育て論は“責任問題”へ発展――。
鼻血一つ出さなかったら、強くならない。
フリーキックの壁に入って、ボールが顔に当たって、
それで守って優勝したら、その子はヒーローだよ。
「危ない、危ない、危ない」と過保護すぎる。
責任の取らせ方が異常ですね。
(教育者は)みんなビクビクして子供を預かってるんです。
子供をもっと強くしないといけないのに。
弘兼 「昔は子供が学校で怪我したからって、
親が学校に怒鳴りこむことはありえなかったですね」
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■人々の出会いが生まれる――スポーツの素晴らしさ
2006年からシニアディレクターとして参加されている
アイスホッケーの日光アイスバックスを例に
“地域スポーツのあり方”についても伺いました――。
“企業スポーツ”から企業が撤退して、
普通は(チームは)なくなるんですけど、
地域が立ち上がって、一生懸命、このチームを存続させようとする・・・。
私もボランティアでその中に関わったんですけど、
少しずつ、いい方向に向かってます。
アイスホッケーだけじゃなくて
いろんなチームが企業の都合でなくなっているんです。
やっぱり、なくなるのはよくないし、
サポーターが
「セルジオさん、応援してください。
(チームが)なくなったら、我々は会えなくなります」
って・・・この ひと言が基本じゃないかなと思いますね。
試合があって、チームのおかげで みんな友達になった・・・
会える場がなくなったら困る――ということ、
これがスポーツの偉大さ、素晴らしさじゃないかな、と思いますね。
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■セルジオ越後さんの好きな言葉
『Deai Wa Ikiru Vitamin desu』
『出会いは生きるビタミン』。
“出会い”が与えた可能性から友達になって・・・。
“出会い”って、人と一緒に生きていくことが基本ですから
(生きるうえでの)スタートですね。
出会いのきっかけがあって、それによって、自分が育って、
自分のエネルギーの
ひとつの大事な部分になっていくんじゃないかなと思うんです。
石川 「この、全体の、サインを含めたデザインを
Tシャツなどにされたら、人気が出そうな感じがします」
弘兼 「デザイン的にすごくキレイですね」
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