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1月23日 町田忍コラム『赤チン』
かつては、多くの家庭の薬箱の常備薬として
この「赤チン」はかかせない薬品でした。
ちょっとした怪我に よく使用されたものです。
しかし、昭和40年代の水銀汚染公害が社会問題となり、
それ以降、急激に姿を消してしまいました。
その背景には「赤色は目立ち過ぎる」ということで
透明の消毒薬が一般的になってきた――ことも関係していました。
昭和48年以降、国内では製造されず、
現在は、数社が原料を中国から輸入して発売しています。
今回持参したもののうち
「赤チン」と書かれたものは
我が家で昭和40年代に使用していたものです。
刷毛で傷口に塗っていました。
もう一つは、現在でも「配置薬」(置き薬)として
販売されているものです。
先がスポンジ仕様になっています。(500円)
2010年01月23日