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1月16日 吉永小百合さんスペシャル
■テーマ:『2010 新春トークスペシャル!
団塊世代の永遠のマドンナ 吉永小百合さんが
この番組だけに語った映画「おとうと」撮影秘話!
そして・・・えっ?!と驚く意外な素顔! 』
「今も(インタビューカットを)聴きながらデレデレしていました」
「完璧にあがっていました」
「背中にびっしょり汗かいてました」
「やっぱり“後光”ですよ。後ろに光が差してました」
「いつもの弘兼さんじゃない、尋常じゃない・・・」
今回は吉永小百合さん特集!!
弘兼憲史さん、番組スタッフ一同、
そして大勢のリスナーの皆さんにとっての
長年の夢がついに実現!
団塊世代をはじめ、幅広い世代が憧れる“マドンナ”
吉永小百合さんスペシャルをお送りすることができました。
放送では、昨年末に実現した
弘兼憲史&石川真紀 × 吉永小百合さんの
インタビューをお聴きいただきました。
生放送のスタジオでは
弘兼さんが 小百合さんへの
想いを熱く語り
インタビューでは、
今月30日公開の映画「おとうと」の
撮影秘話から
プライベートの意外な素顔までを
たっぷりご紹介!
リスナーの皆さんからもたくさんのメッセージをお寄せいただき
また、楽曲のリクエストにも時間の許す限りお応えいたしました。
■吉永小百合とラジオ
吉永小百合さんのデビューは
11才の時に出演されたラジオ連続ドラマ『赤胴鈴之助』。
(弘兼憲史少年も聴いていた!)
吉永小百合さんに【ラジオ】との関わりを伺いました。
◆子供の頃・・・
吉永 「『紅孔雀』や『笛吹童子』を聴いていました。
夕方、その時間までには遊んでいても家に帰るんです」
◆ラジオパーソナリティー・・・
吉永 「喋っちゃいけないことでもけっこう喋ってしまいますよね。
それと、リスナーの方との距離が近い感じがするんですよね。
一緒のところにいて、喋っていられる・・・
一緒のものを考えていられるような空間・時間だと思います」
■吉永小百合さんが語る映画『おとうと』と撮影秘話
吉永小百合さんの出演114作目となった映画「おとうと」が
今月1月30日(土)全国ロードショー公開されます。
良く出来た“姉”と、どうしようもなくダメな“弟”の姿を通して
現在の『家族の在り方』を
山田洋次監督独特の優しい目線で描かれています。
出演は、吉永小百合さん、笑福亭鶴瓶さん、蒼井優さん、加瀬 亮さん、
小林稔侍さん、加藤治子さん、ほか。
弘兼 「鶴瓶さんの素晴らしい演技があったんですが
鶴瓶さんと“フーテンの寅さん”、
吉永小百合さんと“さくら”のイメージが重なって
(『男はつらいよでは』)妹と兄が
今度は逆に、お姉ちゃんと弟という形で
どうしようもない家族の中の一人を優しく見守る・・・
ここまでなぜ優しいのか――という映画でした」
吉永小百合さんには【撮影秘話、役作り、見どころ】を伺いました。
◆役作り1・・・(どのようにして優しい姉の役ができた?)
『男はつらいよ』で寅さんに対して さくらはいつも困りながらも
暖かいまなざしを向けていたし、
その逆、それ(妹さくらが)お姉さんになったんだな、と思いまして
たぶん、育っていくときに、
兄、姉は親からすごく褒めてもらって育っているんだけど
弟は落ちこぼれちゃって、いつも怒られてばっかりいたと思うんです。
そういうことを、何十年前もたって思い出した時に
『もっとあの子に温かくしてあげたらよかったな』という想いが
きっとこのお姉さんの中にはあると思いました。
そういう気持ちを大事にしたいと思いました。
◆役作り2・・・(笑福亭鶴瓶さんとの撮影秘話)
(本当の)鶴瓶さんはあんなに落ちこぼれていないですよね。
でも、演じていらっしゃると“愛おしい”というかね、
『こんなに愚かなことをして、なんだこの弟は』と思うけど
可愛がってあげたくなるような雰囲気が、いつもしていました。
(鶴瓶さんが)5つか6つの頃から、小・中学校・・・少しずつ大きくなっていく
写真を5~6枚もらったんです。
それが可愛いんですよ。
撮影で鶴瓶さんが出ないシーンでも
いつもそれを台本にはさんで、見ながら(撮影に臨んでいました)。
◆役作り3・・・(役と自分の一番いい関係)
役に成りきるというのも、なかなか難しくて
役にどう近づいていくか・・・
役と自分とか、一番いい関係になるか・・・というのが大事かな、
と思います。
(C)2010「おとうと」製作委員会
1月30日(土)全国ロードショー
映画『おとうと』公式サイトはこちら
■目標は 女・笠 智衆
かつて『笠 智衆さんのようになりたい』と語られた
吉永小百合さんに、その真意を伺いました。
笠さんのお芝居って、全くお芝居をしてらっしゃらないように見えるんです。
でも、たとえば、背中に悲しみとか喜びとかが
しっかりと表現されている・・・
そういう俳優になれたらいいと思うんです。
“女・笠 智衆”になりたいと思っているんです。
■より美しく・・・
石川真紀アナウンサーが憧れるのが
吉永小百合さんの所作・立ち居振る舞いの美しさ――。
では、吉永小百合さんご自身があこがれた方は
いったい、どなたなのでしょうか?
◆憧れ・・・
若い頃に、杉村春子さんと親子の役でご一緒させていただいて
着物の着方、歩き方、手の表情とかを拝見して『素敵だな』と・・・。
あと、2本監督していただいた(坂東)玉三郎さんの舞台を拝見して
ああいう風に、女性らしく魅せることは大事なんだな、
と思ったりします。
あとは、バレエを見たり、なるべく美しいものを見て
美しさに少しでも近づけたらいいな、
という風に思っているんですけれども。
石川 「小百合さんご自身も
さらに、より美しいところへ近づきたい、と
努力されてる様子がうかがえて、
お尋ねできて本望でした」
■プライベート秘話
プライベートでは「水泳が大好き」という吉永小百合さん。
『私人に返る時、没頭できる瞬間』を伺った際にも
「水泳」「スキー」というお答えでした。
◆スキー・・・
吉永 「映画の封切りが終わったら
絶対にスキー場に行こうと、今からワクワクしているんです。
体を動かしている時が、一番自分らしいと思うんですけどね」
◆コンビニ・・・
弘兼 「変な質問なんですけど・・・
コンビニに行って買い物することはあるんですか?」
吉永 「ありますよ。
わからないようにして行きますし、
本の立ち読みなどもしたり・・・(笑)」
弘兼 「絶対わかると思いますけどね、
みんな遠慮して声かけないだけだと思うんですけどね」
◆得意料理・・・
吉永 「普通のものは何でも作るんですけど
すぐに作れる・・・揚げものとか、お肉を焼いたり炒めたり
というのが好きですね」
■吉永小百合さん出演作品 ベスト3
リスナーの皆さんの投票による
『吉永小百合さん出演作品 ベスト3』をご紹介しました。
■第3位 『愛と死を見つめて』
■第2位 『夢千代日記』
■第1位 『キューポラのある街』
◆『弘兼憲史が選ぶベスト3』
■第3位 『おとうと』
「一番新しい作品を見まして、感動しました。
素晴らしかったですね」
■第2位 『キューポラのある街』
「デビューの時のあの衝撃!」
■第1位 『夢千代日記』
「僕にとって吉永さんが一番輝いていた時代です」
■お送りした曲目
◇伊豆の踊り子 / 吉永小百合
(弘兼セレクション)
◇寒い朝 / 吉永小百合、和田弘とマヒナスターズ
◇いつでも夢を / 橋幸夫、吉永小百合
◇勇気あるもの / 吉永小百合、トニーズ
◇マロンの恋 / 吉永小百合
(弘兼セレクション)
◇夢千代日記 / 吉永小百合
◇愛と死のテーマ / 吉永小百合
インタビューを終えて 夕日を眺める弘兼憲史、石川真紀
吉永小百合さんの名言・好きな言葉はこちらをご覧ください。
2010年01月16日