12月12日 ゲスト:萩本欽一さん
■テーマ:『2009年師走 2時間ぶっ通しスペシャル!
“ハガキ”と“アドリブ”と“笑い”がいっぱい!
~ 欽ちゃんの明るい三行劇場 ~ 』
萩本欽一さんが待望の番組初登場!
『欽ドン!』『欽どこ』・・・数々の番組を
お茶の間で見て成長した
石川真紀ぴょんは
大好きな欽ちゃんとの共演に
いつにも増してハイテンション。
石川 「私『欽ドン!』も『欽どこ』もずっと見てました」
弘兼 「仕事してくださいね。ファンみたいになってますよ」
この日の放送は
番組をお聴きのリスナーの皆さんからの投稿を主役に据える
“欽ちゃん特別仕様”。
5つのテーマを設け、皆さんからの投稿をきっかけに
欽ちゃんのリアクション、弘兼さんの知られぬ一面が
次々に飛び出す、あっという間の2時間となりました。
レポートでは放送中の 欽ちゃんのコメントをたっぷりお届けします!
(各画像はクリックすると拡大します)
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■歳をとったなぁ と感じる瞬間
RN・恋するうさぎさん
テレビで、話している言葉のテロップを読み終えないうちに
次にいってしまう時・・・悲しいです。
弘兼 「映画もそうですね。自分も遅くなりました」
萩本 「実にいいこと言ってくれました。
このことで気づく人もいますよ。
最近、もうちょっとゆっくり出していても
いいんじゃないかと気づいたけど
(自分が)年をとったことには気づいてなかった」
RN・つとめてフロストさん
住宅ローンの残高の減り具合で年をとったと感じます。
昭和62年から30年ローンを組みましたが
利息払いが多く、残高が減らない年数を重ねていました。
最近は、目に見えて減っていく残高に
喜びを感じています。
萩本 「この人にとってみれば(ローンを)組んでおいてよかったね。
だって、後半元気が出てくるもの。
みんな、お金があっても(ローンを)組もうよ!
年をとってから元気が出るよ!」
石川 「活力になってますね」
RN・こまんたれブーさん
妻はFAXの印刷がうまくいかないと
FAXに向かって怒っています。
石川 「機械に話しかけちゃうことありません?」
弘兼 「僕はテレビの討論番組に向かって
『違うだろ!』っていいますね」
萩本 「僕はテレビに向かってアドリブ飛ばします。
教育テレビで『先生!もうちょっと笑顔をいれなよ』って」
◆欽ちゃんが歳をとったと感じた瞬間…◆
最近、すき焼きの時
いきなりネギにいって、豆腐にいったんです。
年をとったな、と思いました。
若い時は、肉、肉、肉…って連チャンするのに
ネギいって、豆腐にいった瞬間
『なぜ肉にいかないんだ』『胃が年をとった』って思いました。
石川 「『欽どこ』のすき焼きのネタを思い出しちゃいました(笑)
あの時のネタを今おやりになったらケンカしないで済みますね」
萩本 「『なんで先に肉からいくんだ!』っていうのがテーマでしたから。
今やったら『お父さん、なんで肉いかなくなったの?』って
番組がかなり違ってきますね」
石川 「(笑い過ぎて)涙で前がくもってきました」(笑泣き)
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■もう一度、生まれ変わったら男と女どっち?
RN・ころころってさん(男性)
絶対に男です!
そしてまた、うちのカミさんと出会いたいです!
石川 「カガミですね!」
萩本 「今、ラジオを奥さんと一緒に聴いてるんじゃないか…
そうすることで奥さんに改めて気持ちを(伝えているのでは)
ちょっとそこんとこ、疑いがあります。
だって、そんな素晴らしい人って…」
弘兼 「そうはいません」
萩本 「こんなこと言われたら、奥さん、幸せでしょ」
石川 「幸せ!言われたい」
弘兼 「カタチだけでもね」
◆欽ちゃんが生まれ変わったら…◆
男!
だって、人生すごく楽しかったもん。
女の人を引っ張って“先頭に立ってる”っていうのがいいじゃない。
女の人の“子供を産んで育てる”っていうのは
尊敬するほど大変。女性の方が大変だと思います。
男の方が気楽だと思いますね。
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■最近、思いっきり笑ったこと
RN・坂の下の雲さん(女性)
お蕎麦屋さんで隣の席の子供が言いました。
「これ、たぬきのどの部分?」
天カスでした。
萩本 「どうして天カスが入って“タヌキ”なの?」
弘兼 「“化かされてる”から?
天ぷらじゃなくて天カスだから」
萩本 「だとすると“たぬき”の時
エビが入ってるかどうか探した方がいいですね。
そうじゃないと“たぬき”にならない。
“ダマされて”初めて“たぬき”だから。
天カスを当然のように食べてるのは『天カスうどん』です」
では“きつね”はなぜ きつね??
石川 「きつねは あげが好きだから?」
弘兼 「好きってことになってますね。
本当のきつねが揚げを食べるかわからないですけど」
萩本 「わからなくても平気でしゃべりますから
面白いですね。この番組は好きなことを堂々と言えますね」
石川 「(笑)」
弘兼 「(笑)違ったらリスナーの方が教えてくれるんです」
放送中には、番組をお聴きのリスナーの方から
情報をお寄せいただきました。
(有力とされる説として)
たねのない天ぷら…「たね抜き」
だから「た抜き」 なのだそうです。
弘兼 「なるほど。“たねなし”“たねぬき”“たぬき”…と」
「昭和45年に大阪に行った時『たぬきください』っていうと
“きつねそば”が出てくるんです。
『きつね』っていうと“きつねうどん”
じゃあ『天カスのを…』っていうと
『そんなものはない』って言われました」
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■天国の入り口で、神様にこう言われたい!
RN・ポチさん (女性)
『いいタイムだね!99.98年…おしかったね!』
弘兼 「100歳まであとちょっと。いいタイムですね」
石川 「最後までシャレで迎えてほしいですね」
◆弘兼憲史さんが神様から言われたいこと…◆
僕はスーツのほつれた糸が気になって切るクセがあるんです。
天国にスーっと上がっていく時に
蜘蛛の糸みたいなのを切ったら何て言われるかな。
ひとコマ漫画のネタなんですけどね。
◆欽ちゃんが神様から言われたいこと…◆
天国に行ってまず『欽ちゃん来た?』って言われたいね。
『欽ちゃん』を“先”にしてほしいね。
『来ました?欽ちゃん』じゃ いやなの。
『天国でも知ってました?』って会話の糸口として
まず『欽ちゃん』っていうのを言ってほしいですね。
『とりあえず免許証を出してください』とか言われてもね。
◆欽ちゃん 最高の親孝行◆
萩本欽一さんのお父さんが亡くなられた際
好きだった競馬のラジオ中継が流れていたため
ボリュームを上げたそうです。
「『がんばれ、がんばれ!2-4!2-4!!』って言いながら
天国に行ったら気持ちいいだろうと思って」
すると、お父様の首がラジオの方に かすかに動き・・・
お医者様もびっくり!
「姉に言われました。『不謹慎だ』って。
父親が一番幸せでうれしいと思えることをしたんで
最高の親孝行だと思ったんだけど」
◆弘兼憲史さん 最期のギャグ構想◆
僕は死ぬ前に一発ギャグをかまそうと思って。
できるかどうかわからないんですけど
死んでいくと思ったときに、一回死んだふりをしよう、と。
みんな『お父さーん!』ってなった時
『まだまだ』って顔を上げてみようって。
◆弘兼憲史さん 明るいお葬式構想◆
お葬式って、
これからは明るい雰囲気でやるのもいいんじゃないでしょうかね。
遺影は今“映像”で流したらいいんじゃないでしょうかね。
静止写真を置くことはないな、と。
欽ちゃんの場合は仕事の一部…ギャグとかにしてもいいですよね。
萩本 「それに決めよう!
55号でヒューーっと(天高く)飛んで
『欽ちゃん、飛びすぎだよ。天国まで飛んじゃったの』って」
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■三行の遺言状
RN・鳩ケ谷のコウイチさん
妻へ。
せっかちな私ですから ひと足先に行っています。
忘れ物があったらメールする。
あとから持ってきてくれ。
弘兼 「いいですね。
漫画でいただきましょう。
…すぐパクりますね(笑)」
◆欽ちゃん 最後の夢◆
“お墓”に対して夢を持っている萩本欽一さん。
萩本 「お墓の山を買って、一番高い所にお墓を作って
周りに友達のお墓があって
できれば、温泉が近い方がいい。
お墓参りが主じゃなくて、温泉の帰りにお墓によるように。
「そういう形にしたいんだ」って言ったら
奥さんが まざまざと
『あんた死んでまで夢語るのね。最後は普通にしていたいの』
・・・って」
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■ちょんまげワールド伊勢 名誉村長
萩本欽一さんは2008年10月、三重県・伊勢・安土桃山文化村
「ちょんまげワールド伊勢」名誉村長に就任。
「ちょんまげワールド伊勢」は
欽ちゃん作・演出のお芝居、体感型RPGなどがあり
安土桃山時代の歴史と文化を学習し
冒険・体験することができる施設です。
萩本 「すごいところじゃなくて
お客さんが入ってなかったんですから。
僕ね、ダメなところを見ると何かやりたくなるの」
「でも“ダメ”には夢がある」
「“つらい・苦しい・悲しい”を
楽しくやりましょう!ってしたんです」
リスナーの方からの「これからの野望は?」という質問には…
萩本 「僕は“ダメ”をみると
そのダメに突入するんです。
次の“ダメ”があれば、また飛んでいく、という…。
“笑い”をやったのは、笑いをやっていた人が少なかったんです。
“スタートラインに並ぶのが少ないところ”と考えたのが
芸能界の笑いだったんです。
“野球”がちょっとさみしいと思ったら野球をやって、
次にダメなテーマパークがあったんで・・・」
「ちょんまげワールド伊勢」について詳しくは
こちらをご覧ください。
萩本 「『来ても面白くないから来ない方がいいですよ』
って言ってるんですよ」
石川 「新しい宣伝ですね」
萩本 「あるお客さんに
『なんでこんな面白くないととこ来たの?』って聞いたら
『欽ちゃんがやってるのに、ほっとけないだろ』
・・・こういう言葉に会いたい」
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■山口良一さんからのメッセージ
欽ちゃん登場ということで、この日の放送開始直前
欽ちゃんファミリーの山口良一さんからメールが届きました。
◆大将へのメッセージ◆
毎日、大将のことを17時間くらい考えています。
思えば中学2年の頃から、僕にとってのヒーローです。
大将に足を向けて寝られません。北枕になっちゃうから。
人に元気を与える人は、自分が元気でないといけません。
だから大将は、いつまでも、ものすごーく元気でいてください。
今さらで なんですが、今度、サインください。
言いそびれて28年たっちゃいました。
萩本 「喜ばすの うまいね」
「身近な人に言われると書きづらいです。
ウソ書いちゃうから。
普通、色紙に“君に会えてよかった”って書くのを
“君に会わなきゃよかった”って…
家に飾れないようにします」
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■お送りした曲目
◇愛のゴーゴー / 弘田三枝子
(弘兼セレクション)
◇とにかく考えよう / コント55号
(欽ちゃんが“初めて聴いた”曲)
◇ハイスクール ララバイ / イモ欽トリオ
(『欽ドン!良い子 悪い子 普通の子』から誕生)
◇パラダイス・ア・ゴーゴー / 加山雄三 with ノーキー・エドワーズ
(弘兼セレクション)
◇北酒場 / 細川たかし
(『欽どこ』から人気が広まり 1982年の『日本レコード』大賞)
◇プレイバック part 2 / 山口百恵
(『スター誕生!』をきっかけにデビューした百恵さん 1978年の楽曲)
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萩本欽一さんの好きな言葉もお見逃しなく!
2009年12月12日