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12月26日 町田忍コラム『銀色サンタブーツ』

昭和のクリスマスといえば、
その日ばかりは、お父さんが早く帰って家族揃ったものでした。

また、昨今のように11月からツリーが街に現れることもありません。

時のクリスマスケーキは<バタークリーム>で、
お父さんの会社から支給されるケースも多々あったようです。
しかし、お父さんがケーキの扱いに慣れていないものだから、
持って帰る途中にケーキの形が崩れたり・・・。

昭和クリスマスの三種の神器といえば
Xマスツリー、ケーキ、そして銀色サンタブーツ。
この銀色のサンタブーツには憧れたものでした。


▲今でも販売されている銀色サンタブーツは1000円前後が多く
  中身は色々、お菓子以外にはポシェットなどが入っていた。


そして、サンタの赤い服は、
コカ・コーラが初めて宣伝に利用したことから広まったのです。

今年もXマスシーズンには、
サンタの服を着てバイクで運ぶピザ屋さんを大勢見掛けました。
 
ちなみに、町田家では、
ツリーは生の木で、クリスマスを過ぎると庭に植えて再使用していました。


▲(左)1958年当時の私の冬休み帳にはクリスマスの貼り絵があった。
  (中)赤いサンタの服は1930年頃にコカ・コーラが宣伝のために 考えだしたものが
     ヒットして、以降サンタクロースの衣装として定着した。
  (右)私の幼稚園時代の「キリスト誕生」の劇のときの記念写真。
     (私は左から二人目)

2009年12月26日